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- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641173453
作品紹介・あらすじ
英米「特別の関係」が言われ、協調の歴史と考えられる米欧関係は、他方で自立や競争の時期が潜むジレンマの構造を持つ。ヨーロッパは、EUとして一体性をも増している。それでいて米欧には、歴史・文化を共有してきたことによる共通の価値観と、世界秩序の形成と維持に対する責任感についての共通認識があり、互いにそれを意識して行動する。では、米欧関係とはいかなる関係であり、米欧同盟とはいかなる同盟なのだろうか。米欧の力関係が逆転した米西戦争(一八九八年)から、イラク戦争とその後に至る時期について米欧関係を分析・考察し、国際社会の基層を成す大西洋関係の影響力を考える。
感想・レビュー・書評
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米欧同盟の歴史的経緯が細かく書かれている。
この本を読むと、当時と今でヨーロッパとアメリカの立場は逆転しているんだなあと実感させられる。
単位を作るほどの国力があったフランスも今では地域連合を形成しないと安全を保てなくなり、当時西海岸が未開の地だったアメリカは世界一の経済大国になっている。
パワーシフトの勉強にも役立つ著書である。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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