久米邦武歴史著作集 第4巻

著者 : 久米邦武

制作 : 大久保 利謙 

• 吉川弘文館 (1989年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

久米邦武の数多い業績のうち、特筆すべきは古文書学の創始者としてその基礎をきずいたことであろう。本巻は、古文書学関係の論考を4点収録。帝大教授時代の未発表の草稿「古文書学」、平易な口調の講演記録「古文書の観察」、研究を集大成した早稲田大学明治38年度講義録。「古文書学」(「古文書学講義」の訂正改版)などを系統的に配列した。

著者プロフィール

1839年（天保10）、肥前国、佐賀藩士の家に生まれる。藩校弘道館、昌平坂学問書に学んだ後、明治新政府に出仕。岩倉使節団に記録編纂係りとして随行し『特命全権大使 米欧回覧実記』5冊を編纂。後、歴史学者として帝國大学等で教鞭をとり、近代的実証史学、古文書学の領域を確立した。1931年（昭和6）没。

「2018年 『現代語縮訳　特命全権大使 米欧回覧実記』 で使われていた紹介文から引用しています。」