中世後期の村落: 紀伊国賀太荘の場合 (中世史研究選書)

著者 : 伊藤正敏

• 吉川弘文館 (1991年3月1日発売)

作品紹介・あらすじ

中世-近世の移行期の社会変革を直接に担った組織=中間層の村落内特権集団はいつどのように形成されたのか。この問題は研究史における重大な盲点である。紀伊国賀太荘は、最古の宮座座配や農漁民の比率を数値化しうる帳簿等、豊富な史料を残す畿内型惣である。こうした史料を縦横に駆使して宮座・漁業形態・家制度・身分制度を幅広く考察する。

著者プロフィール

中世史研究家

「2020年 『アジールと国家 中世日本の政治と宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」