本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642052238
作品紹介・あらすじ
蒙古襲来の時代を生きた第8代鎌倉幕府執権。外圧を背景に、自らの権力確立のため、北条一門の名越氏と異母兄時輔を反得宗とみなして誅殺。34歳の若さで没した生涯を、今まであまり利用されなかった『建治三年記』や無学祖元の語録などを通して詳細に描写。蒙古問題の宗教的代弁者、日蓮にも説き及び、歴史の真相を浮き彫りにする。
感想・レビュー・書評
-
母に事うるに孝を尽くし、君に事うるに忠を尽くし、民に事うるに恵をもって牧し、禅に参じては宗を悟る。二十年乾坤を握定して、喜慍の色有るを見ず。一風に蛮煙を掃蕩して、ほぼ矜誇の状有らず。円覚を造りて以て幽魂を済う。 (無学祖元の時宗評)
肺腑を衝くは無学祖元や大休正念。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示