副島種臣 (人物叢書 新装版)

著者 :
制作 : 日本歴史学会 
  • 吉川弘文館
3.50
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642052610

作品紹介・あらすじ

明治初期の外務卿。幕末、西南雄藩佐賀の急進派として活躍し、新政府では樺太国境問題・琉球帰属問題・マリア=ルス号事件を担当。その辣腕により日本の威信を世界に知らしめる。明治六年の政変で下野し、民撰議院設立建白に参加するが、明治天皇の信任篤く、侍講や内務大臣・枢密顧問官を歴任。明治国家建設に賭した威厳満々たる生涯を追跡する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この出版社のこのシリーズ、という枠組みを意識しすぎた伝記。今日、書画や漢詩の世界だけでその名が知られているのはとても残念。脚光不足。

    意外なことに、酒を好まなかったらしい。豆腐、蒟蒻、おからが好物だった。粗食に徹するも、お茶にはうるさかったという。鼠色の山高帽子にフロックコートという出立ちを貫き、外国の要人たちに侮られることを警戒していた。すなわち、対等な外交関係の樹立こそが明治国家の宿願であったわけで、副島種臣もそれを体現していた。

全1件中 1 - 1件を表示

安岡昭男の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×