古代出雲 (歴史文化ライブラリー 219)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642056199

作品紹介・あらすじ

神々の原郷といわれる八雲立つ出雲国を神話世界から解き放ち、日本古代史のなかに位置付ける。ヤマト王権との関わりや出雲国造の実態、出雲大社の誕生など、多くの謎に包まれた史実を解明。古代出雲人の暮らしに迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 出雲国風土記を中核として、神話の原型を復元しつつ古代出雲の歴史の構築をめざしたもの。面白いが難しい、というのが本書への素直な感想だ。理由は明確。私の側に、神話の知識、古代の宗教・政治に関する知識、日本書紀・古事記等の記述に関する基礎素養がないためだ。なお、本書にて、大胆だがワクワクする仮説が紹介されている。国造制導入に際して、出雲側は、ヤマト王権を憚った結果、出雲国の祖先神たる八束水臣津野命につき、入海(現、中海)を御座所とし、これを取り囲む山を天柱とする壮大な神殿を構想したというものである。

  • この本と、講談社学術文庫の門脇氏『古代出雲』を平行して読んだが難しかった。
    文献史学なんだけど、今の常識では全く理解できない。よって、内容もあまり頭に入ってこない。

    奈良時代以前は今の自分には敷居が高いことが分かった。

    古代の出雲研究の多様さはよくわかりました。

  • 出雲。
    出雲古来の神と出雲国造と大国主神(大穴持命)。
    【出雲大神の宮の創祀】

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著者プロフィール

大阪経済法科大学客員教授

「2016年 『桓武天皇の帝国構想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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