西南戦争: 戦争の大義と動員される民衆 (歴史文化ライブラリー 253)
- 吉川弘文館 (2008年3月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642056533
作品紹介・あらすじ
維新の功臣である西郷隆盛はなぜ蜂起したのか。七ヶ月余の内戦はその地域に住む人びとにとってどのような意味があったのか。熊本城での攻防を中心に、戦争に巻き込まれた民衆の実態を探り、西南戦争の大義を問い直す。
感想・レビュー・書評
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よくある西南戦争の史書と違うのは、「民衆」への視線を持っている点だろう。著者の別書『西郷隆盛』で西郷の動向は語られていることもあり、本書では西郷の動向がほとんど触れられない。西南戦争といえば西郷、そしてその周辺の人々、という視点で語られがちだけど、戦争には必ず「巻き込まれる人々」がいるわけで、そこに視点を及ぼしたのは卓見であろう。
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