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- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642056809
作品紹介・あらすじ
明治新政府は、西欧列国と肩を並べるべく外務省を創設する。不平等条約改正に奔走する鮫島尚信・森有礼ら若き外交官たち。外国賓客を饗応する鹿鳴館を造る井上馨。黎明期の日本外交を切り拓いた人々の奮闘を活写する。
感想・レビュー・書評
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井上馨の株がすごく上がる作品。
うーんこんな見方もできるのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読んで井上馨へのイメージが変わった。
日本史の教科書では、西洋のサルまねで批判を浴びたイメージが強かったから。
実際鹿鳴館は外見は西洋風でも、中には様々な日本伝統の意匠をこらし、日本の芸術品を飾り外国人に紹介していたようだ。
明治時代は「滑稽な欧化政策」と批判されることがあるが、私は、当時の上の支配者層ほど日本の伝統と西欧の圧力との間で葛藤していたように思えた。
一般人は憧れと物珍しさで欧化していくだけだった気がしてならない。
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