東国の戦国合戦 (戦争の日本史10)

著者 :
  • 吉川弘文館
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642063203

作品紹介・あらすじ

一五世紀末の公方家、管領家の抗争の中で幕が上がる戦国の動乱。北条、越後上杉、武田氏が台頭するなか、千葉、小田、佐竹氏ら東国諸氏は、独自の地位を築く。武士団を中心に「東」の戦国時代を大きなスケールで描く。

感想・レビュー・書評

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  • 小田原合戦までを対象に、関東を中心とした戦国争乱を詳細にたどる内容。時代・地域を満遍なく取り扱い時期ごとの特徴を示し、統一への過程を明らかにすることが目指されている。勢力の大小を問わず、存立を賭けた厳しい角逐が感じられる。

  • 勢い、北条家を中心に話を進むわけだが、北条も結構負けているのが意外だった。関東に入るや、嵐のように蹂躙しまっくた謙信はもとより、常陸の佐竹を中心とした勢力には相当押されているし、房総の里見にも結構苦労している。全国統一を目前にした秀吉への対応を決定的に間違ってしまって完全に消滅したのは哀れ... (島津、長宗我部、伊達なんかも許されたのにねぇ...)
    しかし、戦場では最強だが、老獪な信玄や氏康に政略でやり込められて、得られるものが少なかった謙信... ある意味魅力的なキャラではあるけど。

  • いわゆるあの北条早雲から戦国時代の終結まで、北条氏を中心に東国の武将について書いてあるが、言い方は悪いがマイナーな武将と、大したことないエピソードばかりで楽しんで読めなかった
    著者の方は非常に丁寧に資料にあたっていて、タイトル通りの事を知りたいなら非常に相応しい一冊であることは保証します

  • 一通り読み終えましたが…。
    応仁の乱~戦国の歴史が頭に入っていないので、東国の細かい部分が書かれていても理解できない。
    ただ、この時期を各氏族で起こった争いで考えるというのは面白かった。
    どの時点の争いがこれ以降の在り方を決めた、とか。

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著者プロフィール

市村 高男 (大阪産業大学特任教授)

「2016年 『石が語る西海の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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