桓武天皇と平安京 (人をあるく)

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  • 吉川弘文館
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642067744

感想・レビュー・書評

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  • 平安神宮が編者で同名のタイトル本があった
    「桓武天皇と平安神宮」・・・井上先生には
    悪いけど、代わりに登録をさせてもらうw
    平安京発掘による情報が細かくて飛ばし読み
    をしつつ、桓武天皇の周辺人物まで詳細なる
    寸評があって時代を理解する解像度があがる
    常設の軍を廃止しつつ蝦夷追討をする矛盾が
    本書の説明だと分かりやすい
    全国に兵を常備するが私的に農作業に従事さ
    せたり訓練や装備を整備しないため弱体化を
    していて役立たない
    一方、健児の制度は全国でも3,200人程度の
    人数だから「当然、蝦夷征伐軍ではない」の
    で全国の重要拠点を守衛する兵力であり、そ
    のために従来莫大にかかる経費を節約して、
    専任の蝦夷征討軍を構築したのだろう(´・ω・`)

  • 平安京に遷都して、千年の都京都の礎を築いた桓武天皇、都の名前に込めた帝の決意とは何だったのか。
    強い意思で旧勢力を抑え、蝦夷政策を遂行した波瀾の生涯を活写。
    古代京都の文化遺産を訪ね、桓武天皇の実像に迫る
    ということで、内容ですが、
    京都の誕生
    1桓武天皇の履歴書
     1.生誕から即位まで
     2.桓武天皇の即位事情
     3.奈良から京都へ
     4.千年都市京都の誕生
    Ⅱ長岡京と平安京
     1.長岡京の発掘
     2.長岡京遷都とその時代
     3.平安京のすがた
    Ⅲ桓武天皇ゆかりの地を歩く
    となっております。
    桓武天皇即位に関わって、天武系と天智系との問題、渡来人の登用、和気清麻呂、坂上田村麻呂の抜擢など。
    天皇一人ではなし得なかった長岡京、平安京への遷都。
    とっても解りやすい書きぶりでした。

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著者プロフィール

京都市歴史資料館館長・京都検定委員会検定委員

「2017年 『歴史でめぐる 洛中洛外(中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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