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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642071703
作品紹介・あらすじ
貴族たちが抱く陰湿な望みをかなえるために、都に暗躍する法師陰陽師。呪いとまじないに生きた彼らは、どのような人々だったのか。華やかな王朝時代の周縁を暗く彩る、呪いあう平安貴族たち。そのねたみ、おそれ、あこがれを歴史の闇から読み解き、知られることのなかった平安京の裏の姿を明らかにする。新たに「呪禁師」に関する補論を収載する。
感想・レビュー・書評
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王朝時代の平安中期。藤原道長は大変だった。権力争いの貴族らから呪術を始終かけられる。呪術払いするのが安倍晴明が知られる官人陰陽師で、呪いをかけるのは存在を認められていない法師陰陽師。貴族だけでなく市井のものも和歌や漢語など唱えるだけの払いや呪いをしていた。この時代、暴力を嫌ったことから呪いが横行していたようだ。暗い世の中だが、現代もSNSで呪いは拡散されている。
話は変わるが、併読している「薄紅天女」「サイレントウィッチ」がどちらも呪いを扱っていて、またまた偶然とはいえ関連話題の本を読んでいた。よくある偶然だが面白い、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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