大村純忠 (読みなおす日本史)

著者 :
  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642075138

作品紹介・あらすじ

肥前国の戦国大名。有馬氏から養子に入り家督を継ぐ。領国支配に苦悩しつつ宣教師より洗礼を受け、日本最初のキリシタン大名となる。天正遣欧使節を派遣し、長崎を開港してその発展の礎を築いた波乱万丈の生涯を描く。

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  • 日本初のキリシタン大名・大村純忠についての伝記。藤原純友の孫の直澄を祖とする大村氏の歴史の真偽や、有馬氏から入嗣した純忠の出自、脆弱な大名権力ゆえの家臣との軋轢関係、周辺の勢力による侵攻との戦い、長崎港発展の元となったポルトガルとの交易という彼の事績を、イエズス会側の美化された資料よりも数少ないながらも日本側の資料を主に戦国武将としての側面を押し出した記述がなされている。

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著者プロフィール

1932年、長崎市生まれ。1961年、広島大学大学院博士課程国史専攻単位修了。佐世保工業高等専門学校助教授、長崎大学教育学部教授、長崎県立シーボルト大学教授などを歴任。2013年、没。
【主要著書】『大友宗麟』(吉川弘文館、1975年)、『長崎奉行』(中公新書、1988年)、『中世長崎の基礎的研究』(思文閣出版、2011年)、『長崎史の実像 外山幹夫遺稿集』(長崎文献社、2013年)

「2022年 『大村純忠』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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