日本史を学ぶための図書館活用術: 辞典・史料・データベース

著者 :
  • 吉川弘文館
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本棚登録 : 179
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642083706

作品紹介・あらすじ

図書館にある多くの本から、的確な情報を探し出すのは難しいことである。国立国会図書館で人文系レファレンスを長く担当した著者が、日本史初学者に向けて、辞典や年表、古代・中世史料の注釈書などの特徴と便利な活用方法をわかりやすく解説する。有用なデータベース活用法も交えた、学生のレポート作成をはじめ幅広く役立つガイドブック。

感想・レビュー・書評

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  • 日本史初学者向けに辞書や注釈書などの特徴、活用方法を解説したものです。これを学生の頃に読みたかったな〜、と痛切に感じました。基礎文献が見られる最寄りの図書館まで車で2時間弱という環境、研究室から「逃亡」して10年以上が経ってしまい学んだことのほとんどが忘却の彼方に去ってしまった今となっては、さすがにこれから研究を再開するのは難しそうですが。

  • 日本古代史が専門で国立国会図書館司書経験のある著者による日本史初学者に向けた図書館活用術の本。図書館にある日本史に関連する辞典や年表、史料の注釈書、データベース、通史などの特徴と活用方法の紹介が中心。
    図書館を活用して日本史の研究を行うためのハウトゥー本という当初の想定とは異なり、辞書などの紹介がメインの本だったのでやや肩透かしを食らい、また、必ずしも読み物として面白いわけではなかったが、日本史の研究をするに当たって非常に重宝する実用的な本であることは間違いない。日本史関係の辞書類の種類や特徴がよくわかった。自分も学生時代に日本史を専攻していたが、辞書を活用するという観点はあまりなく、直接論文等に当たっていたが、もっと辞書類を活用すべきだったかなと反省した。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00277226

  • 下記のリンクでご利用ください。
    学外から利用する場合は「マイライブラリ」もしくはリモートアクセスサービス「RemoteXs(リモートエックス)」をご利用ください。
    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000089023

  • 日本史の研究をしたい人にとって、重要な道しるべになる本です。レポートの書き方など基本的なことも書いてありますが、特に参考になる部分は史料の見つけ方です。詳しくわかりやすく書いてあるので、初めて研究する人にとっては大切な本になると思います。

    中央館2F : アカデミック・スキルズコーナー 210.07//H22
    https://opac.lib.niigata-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB29837032?hit=3&caller=xc-search

  • 日本史のレファレンス資料、利用者を資料・情報に導くために。
    これから、レポートを作成する人にも。

    ・情報を集める
    …用語の説明
     用途にあわせて、辞典を使い分ける。
     レポートや卒業論文の場合、歴史的背景も必要。国語辞典や百科事典では不十分。日本史専門の事典を使う。
     ネット上では、まだ信頼のおける日本史辞典は無い。
     複数のじてを引き比べる。
    …論文を読む
     必ず事前に知識を得てから、各論文にあたる。でないと、批判的な読みが出来ず、著者の意見と自分の意見が混同する。
    …情報を整理する。
     辞典から得た基本情報と論文から得た先行研究を整理する。
    …レポート
     構成を考えて仕上げる。
     引用と出典
     
    レファレンス資料
    ←それぞれの書誌情報と特徴、辞典間の繋がりを紹介。
    ←辞典の種類と活用

    気になった出版社
    ・吉川弘文館
    ・角川書店
    ・新人物往来社
    ・平凡社
    ・日外アソシエーツ
    ←レファレンスコーナーを逍遥しよう

    各データベースの特徴と活用。
    ←紙資料とデータ資料では、同じタイトルでも記載内容が異なる場合があるので、参考文献にはどちらで調べたかを、必ず記載する

    史料を、読み解く。
    …注意点。

    これからも、辞書・辞典が編まれ出版されるよう利用しなくては。

    辞典・事典を導入出来る予算がおりますように><

  • 【新着図書ピックアップ!】歴史学メジャーで、卒論の準備を始めたそこのアナタに。この本を読めば、歴史史料の使い方から歴史事典・人物事典の特徴がわかる。今どきはすぐググりがちであるが、歴史学を学ぶうえで必要な資料や必須データベースも紹介されているのだ。歴史学・日本研究メジャーの人、必読である。
    [New Book!]How are you studying those majoring history, especially Japan?
    This book is an excellent guide for searching for information in your writing thesis and using dictionaries and databases in the library.
    It is now available in the newly arrived books shelf of ICU Library. Check it out!

  • ふむ

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著者プロフィール

早稲田大学第一文学部卒、精神科のカウンセラーを経て、木の力に触れたことから森林をテーマにした著述業に転身。
森林や木と自分達の暮らしがつながることで人にとっては安定、森には安泰をもたらす、との視点で活動。
著書は『森の力~育む、癒す、地域をつくる』(岩波新書)、『森をつくる人々』(コモンズ)、『スウェーデン森と暮らす』(全国林業改良普及協会)など多数。

「2014年 『スイス式[森のひと]の育て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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