ラストサマー―トラベリング・パンツ

  • 理論社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077603

感想・レビュー・書評

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  • 映画で言うと、2作目に描かれなかったバックグラウンドの部分。
    あれこれ考えながら読むと楽しめました。

  • シリーズ4作目。大学で自分を見失ってしまったカルメン、恋人との距離を計りかねるティビーとビー。コストス以外の男の子に初めて興味を持ったレーナの大学生としての夏。

    今作は全員が自分のダメなところ、嫌いなところに向き合って大人になるというテーマでもあるかのよう。ついに大学進学をきっかけに4人の生活が全くのバラバラになってしまって、悩みを共有することが難しくなってきて、大人になることで友情のランクが落ちていく寂しさを感じる。
    最後、ついにジーンズがなくなってしまうけれど、それによって再び4人が新しい形で「4人」になれたのは怪我の功名。

    5作がアメリカでは出版されていて、映画化の話もあるらしいので、翻訳出版が動いていることを願うばかり。

  • 1と2を一気読みしたので、
    3も借りて読んだ。

    さすがに、1、2のほうが面白いけど、
    まだまだ続きが気になる気なる、という感じで2,3日で読了。

    ティビーってちょっと自己中で羨ましいかも、と思ってしまった。

  • ラスト、とタイトルにある通りにかなり物語に変化が現れます。どきどきはらはらでページを進める手を最後まで止めることができませんでした。THE乙女の青春。

  • ジーンズにはたくさんの思い出が刻まれる。
    私のジーンズにもたくさん!

    みんなのことがかわいくていとしくて、
    映画を見るような気持ちで読みました。 
    よい大学生活を!

  • アメリカの女子高校生4人組が主人公の小説。たまたま買った古着のジーンズがつなぐ、友情や家族の物語。

    読み始めた時は、登場人物を把握できないし、高校生の青春ストーリーねー、なんて軽く考えてたのに、4人の女の子たちにどんどん感情移入しちゃって。

    せつなくて、楽しくて、もどかしくって、でもうれしくって、いつの間にか涙が出てました。爽快な本だったな。

  • 「トラベリング・パンツ」3作目。

    今回は恋と、自分の殻を破ることがテーマだった気がする。

    前2作でも、大人になっていく4人が描かれていたんだけど、今回は自分たちの過ちとか、課題みたいなものを真正面から見つめている。

    これを読んでると、4人の性格は全然違うのに、ちょっとずつ自分に当てはまってることがあって、すごく考えさせられる。


    「青春」て言葉がピッタリだけど、色んな年代の人に読んで貰いたい作品です(^_^)/



    すごく印象に残って、好きな文を抜粋―


    過去を消すことはできない。変えることもできない。でも、ときに人生は、それを訂正する機会をあたえてくれるものなのだ。

  • 『トラベリング・パンツ』の第3弾。
    レーナ
    ギリシャ時代はまあまあだったのにアメリカではなかなか祖母としっくりいかない。ぎくしゃくしてる。このあたりの環境が人を変える、人間関係を変える描写が良い。
    ティビー
    今回は微妙な役回りだった。
    ブリジット
    ここでまたエリックと再会するとは思わなかった。お互い、いやブリジットが大人になったので二人の関係がなんとか前進できるのだが、そこの接近戦での二人のジレンマが良い。
    カルメン
    この人は基本わがままなのかなんなのかわからないのだが、父親の再婚とか母親の再婚とか一番、家族が流動的でかわいそうと言えばかわいそう。父親の再婚話でも複雑な心理表現が良かったが母親の恋愛に対して、娘としての嫌悪も良かった。

  • もう一度読み直そう

  • トラベリングパンツの3作目。
    今回もじわじわ泣けてくる。
    ティビーが好き。

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