- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652079294
作品紹介・あらすじ
亡くなった母が残した"水のしろたえ"とは?真実を知る父はエミシ討伐に旅立ってしまった。水の屋敷が燃えて以来、真玉の運命は大きく動き出す…。父のゆくえは?母のふるさとは?自らのルーツを求め、生きる場所を探す少女の半生。「羽衣伝説」を下じきにした平安朝歴史ロマン。
感想・レビュー・書評
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小学校の読書感想文で読んだ。
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水のしろたえ
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■亡くなった母が残した“水のしろたえ”とは?真実を知る父はエミシ討伐に旅立ってしまった。水の屋敷が燃えて以来、真玉の運命は大きく動き出す…。父のゆくえは?母のふるさとは?自らのルーツを求め、生きる場所を探す少女の半生。「羽衣伝説」を下じきにした平安朝歴史ロマン。
■■児童文学。最初に出てきた水の中の乙女が主人公と思いきや、人間と人魚(?)の娘が主人公の物語。異類婚譚ですね。それなりに面白かったのですが、父親がどうなってしまったのか最後まではっきりしなかったので気になった。続編が書けそうな終わりでもあるなぁと。若干作中での時間経過が早くて、戸惑う。 可愛いお話でした。 -
時代は古いのに、文章がそれに似合う古さを感じさせないせいで、いまいち話にのめりこめなかった。人物の描き方や展開も上すべりといった印象。
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透明感のあるイラストがとても素敵。羽衣伝説をもとにした、小学生でも読みやすいファンタジーです。
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2010.06.08 図書館
06.09 読了
天の羽衣伝説を下敷としたファンタジー。読みやすいし、素敵なおはなしでした。
ただどうも薄紅天女と比べてしまって……時代設定やらでてくる人物やらがかぶってるから……うん…… -
夏休みの読書感想画指定図書だったかな?
私の住んでいる県では夏休み頃にこの本が大量に入荷していたはずですw
私も、職場の課題図書コーナーで見つけて、おもしろそうだなぁと思って購入しました。中学生には残念ながら見向きもされませんでしたけどね…。
まぁ、中学生とかでこの時代に興味があるのは、よほどの本好きくらいなものだと思いますが。
羽衣伝説とか、田村麻呂だとかエミシだとか。
こんなのに興味をそそられるのは、子供よりも本好きの大人ですからね。
それでも児童書と言う事で、漢字も少なめですし、史実に深く触れているという事でもなく、文字も大きいので読みやすくは有りました。
内容も面白かったデスね。
まぁ、ちょうど同じくらいの時代を扱っていた薄紅天女を先に知っているので(出たのも薄紅の方が全然早いですけれどw)、どうしてもちょっと比べてしまい、マイナス1しました。
気が付くと時間が進んでいるので、その点もちょっと残念です。
水のしろたえを探している描写がとにかく少ない。
男の子の格好をしていると言う割には、どちらかと言うと受け身ですしね。
アテルイもモレなんて、登場人物一覧に名前が出ている割に、すぐに死んでしまいましたしね。
少しばかり、キャラクター作りは残念な所もあったかなぁ、という気がします。
読みやすいし、読みだすと一気に読めてしまうので、引き込まれる所もあるんですけどね。
面白かったデスよ。
でも、これを読んだら、是非とも薄紅天女も読んで欲しいなぁ…。 -
羽衣伝説の天界が水の世界になったバージョン
っていっちゃうとざっくばらんすぎるけど
男の子に変装する女の子とか
好きなんだけど従者というかお付きというかボディガードというかそういう立場に甘んじる男の子とか
時代設定とか
どこか荻原規子さんの勾玉シリーズっぽくて
楽しく読めた。
目新しさはないけど、王道恋愛ファンタジーはすきだなあ -
面白かったのですが、荻原規子「勾玉三部作」を読んだ後のせいか
どうもそれの焼き直しのような感じがしました。
ただ、児童文学にしては、時代背景もしっかりとしていて、読みやすかったです。 -
丹地陽子 装画
中村光宏 装丁 -
「ふじのしらゆき 水のしろたえ」(伊加富の眠らせ歌より)
父(伊加富:いかとみ)が歌ってくれた眠らせ歌に出てくる"水のしろたえ"とは?
生まれてすぐに母を亡くし、乳母に育てられた"真玉(またま)"。
彼女の出生には乳母も知らない秘密があった…。
アニメーションにしても映えるものになるのではないかと(夏休みアニメスペシャルとか)個人的には思います。
文字がすっと入ってくる感じがして、とても読みやすいです。
予備知識が無くても十分楽しめると思います。