水はうたいます (まど・みちおの絵本)

  • 理論社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652205976

作品紹介・あらすじ

ひとしずくの水は、まるで透明な音符。それは集まり流れ、天にのぼり地に降って、歌いながら世界をめぐる。――童謡「ぞうさん」の詩人まど・みちおは、すぐそばにあるなんでもないことに奇跡を見出しつづけ詩に結晶していった。独特の空気感をかもしだし人気を博す画家nakabanがその詩に寄り添った、澄みわたる絵本のシンフォニー。没後10年を記念して刊行が続く「まど・みちおの絵本シリーズ」の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 水がうたうという表現がさすが。
    方丈記をおもいだした。水はその場にとどまれば淀んで行く。流れるから美しい。

  • どのページを開いても、やさしい色合いの絵が広がる。

    水が川から海へ。そして雲になり雨となり、うたいながら巡る。

    詩の絵本。

  • 水は永遠に循環します。かたちを変えて。
    まどみちおさんの、想像力を掻き立てる言葉で綴られる水の流れを感じながら、子どもとゆっくりページをめくりたい。そして一緒に「うた」を探しながら読めると楽しそう。

    nakabanさんのダイナミックな筆の動きで表現される「水」が、その向こうにあるうたを感じます。
    うたのような音のような音符を想像しながら描いんだろうなぁ。

  • まどみちおさんの詩は、心がしんとする。
    穏やかな気持ちで、凪いだ気分。
    それに鮮やかな色使いのイラストが華を添える。
    音のリズムや擬音語も面白いので、子どもへの読み聞かせにも良いと思う。
    文章と絵の美しさを、ゆったりと楽しめる絵本です。

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著者プロフィール

1909年山口県に生まれる。詩人。作詞家。25歳のときに投稿した詩で北原白秋にみとめられる。終戦後、出版社での編集職を経て、詩・童謡の創作に専念。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」などの童謡で国民的な人気を得るとともに数多くの詩を書き、1994年国際アンデルセン賞作家賞を受賞。詩集に『てんぷらぴりぴり』(大日本図書)などほか多数。2014年逝去。

「2023年 『ぞうのこバナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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