教室に笑顔があふれる中村健一の安心感のある学級づくり (シリーズ教育の達人に学ぶ 2)
- 黎明書房 (2011年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784654002726
感想・レビュー・書評
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笑い
オチは子供に、楽しいネタをフリでする。教師は滑らない。
初日は楽しく
2日目、3日目で叱るパフォーマンスを
楽しいけど、厳しく叱ることもある。
フォロー
フリ、がんばる、フォローまでをワンセットで。
挨拶は加点式、原点式のものもある。
掃除、給食、挨拶を徹底
ポイントを絞る。
叱るのは個別で、全体に叱るときは個別には言わない
フォローも忘れずに
厳しく叱る
高学年女子は全体では叱らない
叱られ役を育てる
学級通信で褒める
保護者によって対応を変える、求めている対応が保護者によって違う
保護者に自分をどう見せるかを意識する
子供の良さを見る目を育てる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
叱るということ
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すごく良い本でした。
筆者の先生は、2月に広島に講演会に来てくださった先生で、
有名な小学校の先生なのだそうです。
印象に残ったのは、
教育は、「フリ」「オチ」「フォロー」からなっていて、
「オチ」は生徒が勝手に失敗して、面白がるから、
教師は「面白いフリ」と「フォロー」をしてやればよい、という考え方。
これは、「お笑い」だけでなく、教育全般に言えることである、とこの本では言っています。
また、「厳しく叱る」ことを子どもたちは嫌っていない、ということを読み、
ああ、そうなんだ、そうなんだろうな、と思いました。
さらに、「当たり前のことを当たり前にさせる」ということを筆者は繰り返し言っており、
それが中村先生にとって、学級づくりのポイントなんだろうな、と感じました。
私の場合、スイミングとの関連でどうしても考えてしまいます。
まず、基本的なルールを徹底する。
待機は座って待つ。泳ぎ着いたら上がって待つ。
スタートは5秒間隔etc...
そういうルールを徹底する。勉強するのはそれからだ。
ああ、一緒だな、と。共感しましたし、それを学校で実践している先生がいらっしゃることに感動しました。
おわり。 -
褒めるために叱る。
叱る作戦を立て、子どもにフォローを行い、日々伸ばしていくという学級作りを実践される著者は本当にすごい!!
何度も読み返して参考にします!!