- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750323503
作品紹介・あらすじ
国際化と高度情報化の進む現代世界に共通する学力とは何か? 単なる知識や技能の習得を越え,共に生きるための学力の国際標準化をめざして,私たち一人ひとりの人生の成功と,良好な社会の形成への鍵となる概念を提示する。OECD DeSeCo(デセコ)の成果。
感想・レビュー・書評
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新着図書コーナー展示は、2週間です。
通常の配架場所は、3階開架 請求記号:370.4//R93詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンピテンシーという概念が世界でこれだけ論じられていたことを初めて知った。
世の中において、議論されている「学力」や「生きる力」というものは、明らかに変化してきていることを感じる。
日本の教育はどれだけその動きをつかみ、国際的に競争あるいは協力しながら新しい教育の道を作っていけるのだろうか、と考えさせられる。
新しい気付きはあったものの、なんせ訳文が読みにくい…ので★★。 -
最近耳にすることが多くなってきたコンピテンシー=人の根源的な特性、目標を実現するために必要な能力。OECDは「キー・コンピテンシー」を、①自律的に活動する力、②道具を相互作用的に用いる力、③異質な集団で交流する力の3つに分けて論じています。
コンピテンシーの高い人には、①異文化での対人関係の感受性が優れている、②他の人たちに前向きの期待を抱く、人間性を尊重する、③人との繋がりを作るのがうまい、といった特性があるらしい。そんな能力を備えていきたいところです。
第1章 政策と実践にみるコンピテンスの優先順序
第2章 コンピテンスのホリスティックモデル
第3章 キー・コンピテンシー:人生の重要な課題に対応する
第4章 期待される効果:人生の成功と正常に機能する社会
第5章 国際コンピテンス評価をふり返って
第6章 国際学力評価のための長期戦略の開発 -
さて、日本の教え込む教育は果たしてどこまで国際標準に耐え切れるか。「生きる力」と言えども、現場で本当に教えきれているのか。周りの高校教員を見る限り不安に駆られる。
キー・コンピテンシー
1)自律的に活動する力
2)道具を相互作用的に用いる力
3)異質な集団で交流する力