子ども虐待と貧困―「忘れられた子ども」のいない社会をめざして―

制作 : 松本 伊智朗 
  • 明石書店
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本棚登録 : 44
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750331362

作品紹介・あらすじ

子ども虐待の背景としての貧困は現場ではかねて認識されてきたが、様々な偏見への懸念からその関係を問うことはタブー視されてきた。子どもの貧困が可視化され始め、今ようやく子ども虐待と貧困の関係が問いかけられる。どちらをもなくすことを願う待望の書。

感想・レビュー・書評

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  • 子供の虐待は家庭という密室で起きているため表層化しにくい。虐待、子への愛情不足に対して「子が可哀想」「ひどい親だ」などという言葉を目にするが、加害者の個人、家族責任論などの『感情論』は、もういい加減やめた方が良いのではないかと思う。虐待などなくどの家庭も教育機能を果たすことが出来る安定した家庭であることを前提にした議論は意味をなさない。幸せそうな家庭にだって問題はあるのかもしれないのだから。

  • [図書館]
    読了:2010/8/4

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著者プロフィール

1967年生まれ。広島県東部こども家庭センター勤務。児童福祉司。1998年〜2005年まで広島県福山児童相談所(現・広島県東部こども家庭センター)の地域担当児童福祉司、児童虐待対応専任児童福祉司を経て、2006〜08年は広島県こども家庭課にて児童虐待防止対策などを担当。2009年から現場に復帰。児童虐待の実態を正確にとらえ発信することが有効な施策につながると、現場と本庁の双方向の立場から取り組んでいる。
共著書に『子どもたちの笑顔 みんなの宝 子育て支援デンタルネグレクトからの気付き(改訂版)』(編集委員、社団法人広島県歯科医師会、2008年)。

「2010年 『子ども虐待と貧困』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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