多文化社会の偏見・差別―形成のメカニズムと低減のための教育―

制作 : 加賀美 常美代  横田 雅弘  坪井 健  工藤 和宏 
  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750335810

作品紹介・あらすじ

偏見はどのように形成され、人を苦悩させるのか、そして偏見低減のためにどのような可能性と実践があるのか? 偏見形成のメカニズムに関する実証データや行動観察、当事者の語りを考慮し、社会心理学の理論とヒューマンライブラリーを中心とした教育実践を詳解する。

感想・レビュー・書評

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  • グローバル社会となりさまざまな国や言語や文化などのバックグラウンド背負った人々と日常的に交流する現代において、異文化間コンフリクト(葛藤)を避けることは難しい。異文化間で人々が交流するとき、ステレオタイプから偏見へ、そして差別に至るのは容易い。差別された体験はその人の心に深くて消えない傷を残す。本書には、異文化間コンフリクトを解消し、差別を低減するための試みが書かれている。その提案の一つとしてヒューマンライブラリーがある。

  • 偏見の形成メカニズムに関する実証データ、行動観察、差別体験をもつ当事者の事例などを通して、多文化社会における偏見形成を示すほか、偏見低減の理論と方法も掲載。【「TRC MARC」の商品解説】

    関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
    https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40165030

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著者プロフィール

慶應義塾大学文学部卒業、慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。社会学修士。東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士(心理学)。三重大学専任講師、お茶の水女子大学基幹研究院教授を経て、現在、目白大学心理学部心理カウンセリング学科教授。お茶の水女子大学名誉教授。お茶の水女子大学附属中学校元校長(2015-2018年度)。異文化間教育学会元理事長(2013-2016年度)、現在、異文化間教育学会理事、多文化間精神医学会評議員、日本学術会議連携会員(24期)。専門は異文化間心理学、異文化間教育、コミュニティ心理学。
[主な著書]『異文化間葛藤と教育価値観――日本人教師と留学生の葛藤解決に向けた社会心理学的研究』(単著、明石書店、2019)、『多文化社会における葛藤解決と教育価値観』(単著、ナカニシヤ出版、2007)、『異文化間教育学大系2巻 文化接触のダイナミズム』(共編著、明石書店、2016年)、『多文化共生論――多様性理解のためのヒントとレッスン』(編著、明石書店、2013年)、『アジア諸国の子どもたちは日本をどのようにみているか――韓国・台湾における歴史・文化・生活にみる日本イメージ』(編著、明石書店、2013年)、『多文化社会の偏見・差別――形成のメカニズムと低減のための教育』(共編著、明石書店、2012年)等。

「2020年 『多文化な職場の異文化間コミュニケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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