アジア諸国の子ども・若者は日本をどのようにみているか -韓国・台湾における歴史・文化・生活にみる日本イメージ-

制作 : 加賀美 常美代 
  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750339108

作品紹介・あらすじ

韓国と台湾の小・中・高校生から大学生を対象に、日本に対してどのようなイメージをもっているかを様々な手法で調査し、食・大衆文化・歴史認識等のカテゴリー毎、あわせて肯定・否定かに分類。さらに、それらの形成過程を歴史教育等から分析・考察し、反日等の葛藤を乗り越え、肯定的な対人関係を作るための異文化間教育プログラムの提言をおこなう。

感想・レビュー・書評

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  • 【版元】
    韓国と台湾の小・中・高校生から大学生を対象に、日本に対してどのようなイメージをもっているかを様々な手法で調査し、食・大衆文化・歴史認識等のカテゴリー毎、あわせて肯定・否定かに分類。さらに、それらの形成過程を歴史教育等から分析・考察し、反日等の葛藤を乗り越え、肯定的な対人関係を作るための異文化間教育プログラムの提言をおこなう。
    http://www.akashi.co.jp/book/b146055.html

    【目次】
    はじめに [003-007]
    目次 [008-011]

    第1章 韓国の日本イメージの形成過程――九分割統合絵画法による分析(加賀美常美代・守谷智美・岩井朝乃・朴志仙・沈貞美) 013
     問題の所在と研究目的
     方法
     結果
     考察

    第2章 韓国『国史』教科書の日本像と韓国人学生の日本イメージ(岩井朝乃・朴志仙・加賀美常美代・守谷智美) 033
     はじめに
     『国史』教科書の日本像
     韓国人学生の日本イメージ
     まとめと今後の課題

    第3章 日本への関心度と知識との関連からみる韓国の日本イメージの形成過程(加賀美常美代・朴志仙・守谷智美・岩井朝乃) 056
     問題の所在と研究目的
     方法
     結果
     考察および今後の課題

    第4章 台湾の日本イメージの形成過程――九分割統合絵画法による分析(加賀美常美代・守谷智美・楊孟勲・堀切友紀子) 072
     問題の所在と研究目的
     方法
     結果
     考察
     今後の課題

    第5章 「日本語」の位置づけからみる台湾の日本イメージ形成の背景要因(守谷智美・楊孟勲・加賀美常美代・堀切友紀子) 090
     問題の所在と研究背景
     台湾における日本イメージ関連の研究
     台湾における日本イメージの変容過程
     日本イメージ形成要因としての日本大衆文化の受容
     家庭環境における日本語の位置づけ
     まとめと今後の課題

    第6章 家庭環境・大衆文化・歴史教育から探る台湾の日本イメージ形成の背景要因(守谷智美・加賀美常美代・楊孟勲) 112
     問題の所在と研究目的
     研究方法
     結果と考察
     総合的考察および今後の課題

    第7章 日本への関心度と知識との関連からみる台湾の日本イメージの形成過程(加賀美常美代・堀切友紀子・守谷智美・楊孟勲) 136
     問題の所在と研究目的
     方法
     結果
     考察
     今後の課題

    第8章 韓国と台湾における日本イメージ形成過程の比較と総合的考察(加賀美常美代・守谷智美・岩井朝乃・朴志仙・堀切友紀子・楊孟勲) 155
     描画による日本イメージの調査結果の韓国と台湾の比較
     質問紙調査による日本イメージ形容詞の分析結果の韓国と台湾の比較
     韓国と台湾の日本イメージに関する総合的考察
     まとめ

    第9章 奈良世界遺産による異文化理解プログラムの成果と教育プログラム開発(加賀美常美代・守谷智美・朴エスター・岡村佳代・村越彩・夏素彦) 181
     問題の所在と研究目的
     本研究の課題
     方法
     結果
     まとめと考察

    おわりに(2013年9月20日 加賀美常美代) [202-205]
    索引 [206-210]
    編著者・執筆者紹介 211-212

  • 韓国と台湾の子供たちが日本をどのように見ているのかという内容の論文形式短編集です。アンケート結果は2006年~2007年の時期の数値となるため少し情報は古いです。しかし、そうであっても反日親日両方の視点からのリアルな結果をうかがえた部分はずいぶん興味深かったです。

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著者プロフィール

慶應義塾大学文学部卒業、慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。社会学修士。東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士(心理学)。三重大学専任講師、お茶の水女子大学基幹研究院教授を経て、現在、目白大学心理学部心理カウンセリング学科教授。お茶の水女子大学名誉教授。お茶の水女子大学附属中学校元校長(2015-2018年度)。異文化間教育学会元理事長(2013-2016年度)、現在、異文化間教育学会理事、多文化間精神医学会評議員、日本学術会議連携会員(24期)。専門は異文化間心理学、異文化間教育、コミュニティ心理学。
[主な著書]『異文化間葛藤と教育価値観――日本人教師と留学生の葛藤解決に向けた社会心理学的研究』(単著、明石書店、2019)、『多文化社会における葛藤解決と教育価値観』(単著、ナカニシヤ出版、2007)、『異文化間教育学大系2巻 文化接触のダイナミズム』(共編著、明石書店、2016年)、『多文化共生論――多様性理解のためのヒントとレッスン』(編著、明石書店、2013年)、『アジア諸国の子どもたちは日本をどのようにみているか――韓国・台湾における歴史・文化・生活にみる日本イメージ』(編著、明石書店、2013年)、『多文化社会の偏見・差別――形成のメカニズムと低減のための教育』(共編著、明石書店、2012年)等。

「2020年 『多文化な職場の異文化間コミュニケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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