永遠なる臨時政府の少年――解放後の混乱と民主化の闘い (大韓民国臨時政府の記憶II)

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750349855

作品紹介・あらすじ

母・鄭靖和の『長江日記』に続き二代にわたって臨時政府の志を守り抜いた市井の韓国人の歴史的自伝。著者は1928年に大韓民国臨時政府で生まれ17歳で解放を迎え、南北分断・朝鮮戦争・独裁政権と続く激動の韓国現代史を言論人、実業家として誠実に生き抜く。

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  • 東2法経図・6F開架:289.2A/Ki31k//K

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著者プロフィール

1928年、上海臨時政府庁舎に近い上海市愛仁里で独立運動家の父・金毅漢と母・鄭靖和との間の一人息子として生まれた。祖父は東農・金嘉鎭である。金九、李東寧、李始榮ら独立運動家にかわいがられ臨時政府とともに成長した。1946年、祖国に戻り普成中学とソウル大学校法学科を経て、『朝鮮日報』『民族日報』などで記者として活躍するが、5・16クーデターで執権した朴正熙が『民族日報』の趙鏞壽社長を死刑にしたことで言論界を去った。クーデター直後民主共和党の要職に就くことを請われたが、これを拒否し、軍事独裁政権と距離を置いたことは広く知られている。民主化運動に寄与しようと1980年代に『朝鮮戦争の起源』(ブルース・カミングス著)、『毛沢東伝記』(ハン・スーイン著)などを翻訳した。1987年6月抗争で改正された憲法前文に大韓民国臨時政府の法統が記されたことを契機に、臨時政府の資料を発掘・整理し、その意義を伝える事業を始め、この事業を民間運動に継承しようと2004年に社団法人・臨時政府記念事業会を立ち上げ、今日に至るまで会長として活動している。「民族日報事件真相究明委員会委員長」として活動してきた筆者と遺族の努力の結果、『民族日報』趙鏞壽社長は名誉回復した。2011年『ハンギョレ』「道を探して」欄に「臨時政府の懐に抱かれて」というタイトルの文章を83回連載した。中国語、英語に堪能な筆者は今もなお国際関係に優れた識見をもつ。

「2020年 『永遠なる臨時政府の少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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