アルコホーリクス・アノニマスの歴史――酒を手ばなした人びとをむすぶ

  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (612ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750350769

作品紹介・あらすじ

断酒にとりくむ自助グループ、アルコホーリクス・アノニマスの誕生から成熟までの年代記。自分の弱さ、不完全さを受け入れることの意味とは? 疎外と孤独から生まれる、本当の仲間とのつながりとは? 回復体験のなかに見いだされた逆説の教訓が心にしみる。

感想・レビュー・書評

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  • 訳者あとがきまで入れると500ページの大著。読み通すのに根気と時間が必要だったが、何とか読了。AAの歴史と発展には決してまっすぐではない紆余曲折もあった。宗教との関係や専門家との関係、グループが大きくなることでの問題など。今も課題ではあるが、グループに来れない人への対応など。現在にも通じる問題である。1971年まで創始者のビルが生きて、工夫をされたことも大きいが、そのために、死後に工夫が必要であったが。いずれにせよ原点に返り続けることがAAを現在に導いていることが分かる書であった。

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著者プロフィール

ポーランド系米国人。高等教育を終えてカトリック司祭となったが、心理学と歴史学を学び直し、1978年にハーバード大学米国文化史学部において哲学博士号を取得した。古典となった本書『アルコホーリクス・アノニマスの歴史』のほか、ロングセラーの『不完全さを受け入れるスピリチュアリティ』、『スピリチュアリティを経験する』、『恥と罪』などの著作がある。アルコール依存に悩む人や、その家族、友人のための相談や、講演などを通しての啓発活動に従事しながら、ラトガース大学夏期学校アルコール研究学部や、アナーバーのミシガン大学自助グループ研究・知識普及センターにおいて、研究し、教鞭を執った。2015年に逝去。

「2020年 『アルコホーリクス・アノニマスの歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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