- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750351261
作品紹介・あらすじ
自分たちの集団以外の者は敵と見なし制圧しようとするトライバル(部族)化の動きが世界中で加速しているのはなぜか。気鋭のベルギー人ジャーナリストが現代と第二次大戦前の社会の類似性を指摘して戦争の可能性を警告し、真のグローバル化とは何かを問う。
感想・レビュー・書評
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本書は、ジャーナリスト、政治家のスピーチライター、また歴史研究者といった多面的な顔をもつ、クルト・ドゥブーフの "Tribalization: Why War Is Coming" (Brussels: Academic and Scientific Publishers, 2018)を訳出したものである。本書においてドゥブーフは、自分が所属する集団だけが正しいと信じる「トライバル(部族)化」の動きが世界で加速しており、それが戦争を引き起こすことになる、という。そして、そのトライバル化を生じさせる要因として著者が着目するのが「集合的トラウマ」という概念であり、それをもとにした彼独自の鋭い分析が随所に示されている。本書は、コロナによって大きく変化した世界を読み解いていく上でも、非常に多くの示唆を与えてくれるものである。
なお本学からは、人間学部総合研究センターの仲淳教授に精神分析関連の用語について翻訳協力をいただき、また、おやさと研究所の澤井真講師にもアラビア語ならびにイスラーム関係の用語についてご教示をいただいた。
(天理大学HP https://www.tenri-u.ac.jp/topics/q3tncs00001yf05n.html)
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東2法経図・6F開架:319A/D52t//K
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319.8||De
内容紹介
「自分たちの集団以外の者は敵と見なし制圧しようとするトライバル(部族)化の動きが世界中で加速しているのはなぜか。気鋭のベルギー人ジャーナリストが現代と第二次大戦前の社会の類似性を指摘して戦争の可能性を警告し、真のグローバル化とは何かを問う。」
https://www.akashi.co.jp/book/b554003.html