失礼ながら、その売り方ではモノは売れません

著者 :
  • 亜紀書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750505039

感想・レビュー・書評

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  • "現在は(当時)、ダイエー再建に向けて樋口泰行社長と共に活躍中の方。フォーブス紙で、世界の女性経営者パワーを持つ人ベスト100人の中に、唯一日本人で名を連ねている。
    この本を読むと林さんの営業に打ち込む誰にも負けない情熱と誠意が伝わってくる。私はすでに、林さんの大ファンになった。がんばれダイエー!"

  • おもしろかった。素晴らしい人物!

  • 営業はいかに自分を売るかということが書いてあり参考になった。著者は車の営業だが、他の業界でも基本は同じだろう。ただ法人営業ならどうだろうか。

  • タイトルはアレですが非営業職の人が読んでも面白い林文子さんの仕事観、人柄が溢れる一冊です。
    個でも組織でもトップセールスになるのは成る程、色んな話を聞いてみたい、この人から買いたいと思ってしまう。
    相手を思う気持ちの対価としてお金は支払いたいもの。

  • <備忘録メモ>
    ・顧客は「個客」だと胆に銘じる
    ・3K職場:「感謝・感動・感激」
    ・劇場型ディーラー(BMW新宿支店)
    ・「話しコミ」
    ・CS<ES<FS(Famillie's Satisfaction)

  • ・仕事に取り組むときは、素直さが一番です。 P12
    ・ショールームでのセールスは、来店即決 P16
    ・お客様の人間的な面に興味を持つ。世間話もする
    ・クルマの使用用途のイメージを聞き出す
    ・しゃがんでお客様の目線に合わせて話をする
    ・自分がその車を運転した感じの話 >>> スペック

    ・「それはいい買い物をなさいました。大変残念ですけど、お客様がお選びになった車ですから、きっと良い車に違いありません。でもきっと次回はうちで」
    迷って選択したときに「それでいい」と言う相手に信頼感を持つ
    ・自社の製品を褒めない。褒めるのは当たり前。乗った感じを伝える。

  •  林文子さん、スゴイですよね。やっぱり営業って、お客様の立場で考える。そうすることで、ユトリのあるお客様が、林さんの成績のために成約してくれることすらあった。お金は、相手を思う気持ちの対価として、支払われるのかもしれませんね。

     この本は、ずいぶん前に読んで、お世話になっていた、HONDAの営業さんにあげてしまいました。電話で勧誘をしてくるような営業マンには、自分の成果しか視野に無い人もいますけど、それは、本人ではなく、組織のシステムが悪いのかもしれませんね。

     もう内容は、あまりよく覚えていないのですが、林さんは、ショールームを訪れる子供たちも大切に扱い「次は、お父さんやお母さんと一緒に来てね!」とか「大きくなったら、おばちゃんから買ってね!」なんて声をかけていたそうです。誰がどんなお客さんとつながっているか、誰がいつお客さんになってくれるか、誰が自分を必要としているかは、わからない…

     私が前に乗っていたSTEPWGNと、父が乗っていた(今は私が乗っている)Logoを購入する時にお世話になったセールスさんは、頑張り屋さんで、店長までになったのですが、何かトラブルがあって辞めてしまいました。でも、点検していただいた車を取りに伺うと、車内を掃除していたり、この人のお世話になって良かったと思わせる方でした。

  • ホンダ、BMWのセールスを経て、ダイエー会長兼CEO、現在は横浜市長となっている林文子さんの著書。

    どちらかと言うとセールステクニック的な内容でしたが、セールスの苦手なフィットネス業界人には必要な心意気が多かった気がします。

    1セールス~ショールームのマネージャー~経営者という各キャリアにおいて重要な事柄を、著者の経験談を踏まえて多く紹介されておりました。



    本書が書かれた2005年においても、「これからは御用聞きビジネス」という事を主張されている。

    ITが普及し、簡単にモノが買えるようになった今日こそ、「その人に合った」「私だけの」というキーワードを用意する事が大切になってくる。

    その為にはお客様のニーズ・要望を聞き出す「カウンセリング技術」が必要になってくるし、「目の前のお客様が買ってくれるまでのストーリー」を持つセールスは、他のセールスマンとの差別化にもつながるという。

    「お客様にどれだけ寄り添えるか」「相手の心にスッ」と入れるかどうかが、セールスマンとしての最も大切な素養である。

    できる営業の3要素を「人が好き(お客様に関心が持てる)」「勇気を持つ(高い目標へ挑戦する)」「積極性(日常の姿勢)」とし、「ハートは熱く、頭はクールに」という言葉に代表されるように、自社製品を褒めず、他社製品をけなさず、あくまでも自分が使ってみた感じを伝える事が、トップセールスとなった一因であるという。



    マネージャーになった時の心構えについても、多くの提言をしてくれている。

    業績が悪い時ほど、社員の悪い面が見えてしまうので、そんな時ほど良い面に目を向けるべきである。

    職場に必要な3Kとして「感謝」「感動」「感激」をあげ、とにかく部下を恥ずかしがらずに褒める事が良い職場を作る秘訣だそうだ。

    叱り方についても「あなたともあろう人が…」とか「素晴らしいモノを持っているのに、それが発揮できないなんて残念」とか、さりげなく褒める要素を含める事はテクニックの1つである。

    部下からのホウレンソウを待たず、上司の方からホウレンソウを行って、部下に「人生・理想・家族・仕事・自分」をドンドン語ろう。

    「最近の若者は…」などと苦言を呈される事が多い若者達も、仕事で何か熱いものを感じたがっているハズだ。

    全く同じ主張を、ライフネット生命の出口社長も仰っていた。

    1番最初に感動した気持ち、お客様にモノを買って頂けた時の気持ち、3Kを与え続ける事は、部下の日常業務に劇的な変化をもたらすであろう。



    売れない人、仕事が上手くいかない人ほど「逃げ場」をたくさん用意している。

    製品・商品・市況・時代…、外部環境のせいにしてしまうと癖になる。

    やるべき事、工夫する事はやり尽くしたか?

    7つの習慣でいう「インサイドアウト」の気持ちは、セールスのみならず、人生を豊かにする為にも必須な考えである。

    メディアが、アベノミクス、経済対策に一喜一憂する中、思考を停止させることなく生活していく気持ちを新たにした。

  • 自動車の営業、営業所長としての店舗マネジメント、自動車販売会社の社長といった経歴を通じて、仕事と家庭に一生懸命に生きたひとりの人間の半生記。
    わたし自信は営業職ではありませんが、示唆に富んだ記述がちりばめられており、どこからでも取り入れられる良書です。
    ハウツー物になっていないところがよい。

  • モノを、自分を「売りこむ」のではなく、
    自分のことを好きになってもらうのが、営業の初めの仕事。

    消費者としての自分を考えてみれば当たり前なのだけど、
    私にとっては非常に難易度が高く聞こえる。

    著者は営業職に就いた当時から、
    根っからの人好きで、素直な柔らかいかただったという印象を持った。

    営業が向き・不向きの激しい仕事でないとしても、
    それ以前にクリアすべき課題が多そうだ。

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著者プロフィール

横浜市長

「2013年 『しなやかな仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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