- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750513232
作品紹介・あらすじ
「のじゅくん」はダメダメな小学4年生。
とつぜん現れた「のじゅ先生」から強引に野宿をすすめられ、
おそるおそるの小さな大冒険が始まった!
サブカル実用と絵本が溶け合う摩訶不思議本。
テレビ・ラジオでも露出多数の野宿マニア・かとうちあきが
満を持して、ふわふわと放つ「10歳から身につけたい野宿魂(スピリット)」の鍛え方。
感想・レビュー・書評
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若いころ自転車放浪の旅をしている時に散々野宿しました。最初はさすがにワクワクしたけれどすぐに慣れて、段々と辛くなってきました。たまにならいいのですけれど日常化するといかに屋根と壁のある環境が素晴らしいか身に染みます。そういう意味でも野宿すると色々見えてくる事があります。
この本は野宿自体を目的にする人々の為の本です。真面目に論じている本ではないのでさらりと読み流すのが正しい読み方と思うのですが、ゲストが非常に素晴らしいのです。酒本の大御所大竹聡率いる「酒とつまみ」編集部、ライトアウトドアライターの重鎮「シェルパ齋藤」、おじさん図鑑でブレイクした「なかむらるみ」が寄稿しています。これだけでも大分テンションあがります。
こういう隙間家具みたいな本を楽しめる余裕がを持てる人生を送りたいです。サブカルチャーという言葉も死後になりつつありますが、無駄を楽しむ文化はきっとどの時代でも生き残っていくでしょうから、こういう本の生きていく遊びのある世界であって欲しいものであります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
野宿に関して非常によくまとまっていて、おふざけも満載で、子ども向けっぽい感じで書かれている遊び本
野宿をすること自体が「ふつう」ではないが、
するとしたらためになりそうな内容。
多くの方に読んで実践してもらって、
「みんなと違う」ということの恐れが少なくなったら、
世の中はもっと住み良くなりそうな気がする。 -
野宿の道具や醍醐味などをイラストとともに語る…のだけど、肝心の、なんで野宿するのかとか、野宿のどこが楽しいか、があまり伝わってこないのが残念。
どうも野宿そのものは、そんなに面白いもんじゃないんだけど、やったあとにせかすの見え方が変わる、ということらしい。(けどハッキリそうとは書いてない)
ゆるゆるの内容を売りにしてるんだけど、そこのスジはもっとだしてもよかったんじゃないかな。
デザインは可愛いけど、字が小さくて読みにくすぎる。