あげものブルース

著者 :
  • 亜紀書房
4.22
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本棚登録 : 133
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750515854

作品紹介・あらすじ

からあげ、てんぷら、とんかつ、そしてかりんとう。
男たちの人生には、いつもあげものがあった。

ファン垂涎の描き下ろし新作がついにリリース。
本秀康がお送りする「あげものメドレー」!

奥田民生氏、久住昌之氏推薦!

あげものがたくさん食べられない歳になった今、
これを読んで食べた気になるのが幸せだったりする。
いや、食べるけどね。――奥田民生

サクサク香ばしいStrange Love Songs。――久住昌之

『ワイルドマウンテン』『レコスケくん』などの漫画作品、そして大の音楽好き&ザ・ビートルズ通で知られるイラストレーター/マンガ家・本秀康氏。久々の新作となる本作は、3人の男たちの人生の悲喜こもごもを、からあげ、てんぷら、とんかつといったあげものに絡めて描いたあげもの連作集です。すべての大人たちに捧ぐ、じわっと油の染みたハートウォーミングストーリー、できたてホヤホヤ、作者渾身の一作!

感想・レビュー・書評

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  • なんかすごい。シュールさと温かさが共存している。
    この作者さん、イラストは知っていたけど漫画は
    読んだことなくて、でもレビューが良いので購入。
    あげものブルース、本当にぴったりの題名。
    あげものロックでも、あげものポップスでもなく
    ブルース。しみじみと感じる本。
    一度読んで、また読んで、更にもう一回
    読んで、間を開けず三回も読み返してしまった。
    心が温まるような、ざわざわするような、面白かった。
    からあげととんかつとてんぷらは本当にすぐに
    食べたくなった。揚げ物のように何度でも飽きずに
    楽しめる、でもちょっと中毒性のある話だった。
    からあげ弁当特盛代金支払ったのにからあげの量が
    通常サイズだった彼は、あるはずのからあげ二個が
    なかったことで人生のレールからはずれていく・・・。
    城好き、とんかつ好きの地味な彼は趣味が高じて
    特殊な仕事につき・・・。
    てんぷら好きの金持ち息子はすごい能力を身につけて・・・。
    それぞれの彼が交差する時間もあり、
    人生ってと考えたりもした。

  • 私もあげものが好きです。

  • からあげの人の人生おもしろいな
    後悔しないように言いたいことやりたい事やらないと!
    でもこの唐揚げ弁当の場合どうしようもない

  • からあげが好きなので読んでみました

  • だいすき!

  • 本秀康の新作ッ!
    本センセの作る話って、残酷なのか優しいのか良く分かんないんだけど、考えると現実社会もそうだ。優しい奴もいれば、ヤバい奴もいる。得する奴もいれば可哀想な奴もいる。
    そうゆう誰に寄る事もないフラットな目線が大好き。

  •  インドのリケシュでホワイトアルバムを聴くというのがなんとも贅沢で楽しそう。『男はつらいよ』を見るなら葛飾柴又に行くべきなのに、未だそうしない腰の重い自分がいろいろなそういった人生の楽しみや喜びを取り逃がしているような気がする。最近は揚げ物は太るからと、グリルにしていて、結果的に味気ないものばかり食べている。本さんの快楽に対して素直な感じがとても伝わる漫画だった。

  • 本さんの頭の中、愛おしい。
    あなご天、食べたいな。

  • 2019.4月。
    あげもののブルース。まさに!じゅわっとする。夜中なのにあげもの食べたくてしょうがない。

  • じわっと。

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著者プロフィール

1969年京都府生まれ。イラストレーター、マンガ家。1990年よりフリーイラストレーターとして活動。その後95年にマンガ家としてもデビュー。音楽への造詣が深く、音楽誌への寄稿、CDジャケットのイラストレーションも数多く手がける。2014年には7インチレコード専門レーベル「雷音レコード」を立ち上げる。マンガ『たのしい人生完全版』(青林工藝舎)、『レコスケくん』(ミュージック・マガジン)、『ワイルドマウンテン』(小学館)、『アーノルド』(河出書房新社)、絵本『まじかるきのこさん』(イースト・プレス)など著書多数。

「2019年 『あげものブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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