OSAMU'S A to Z 原田治の仕事

著者 :
  • 亜紀書房
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本棚登録 : 113
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750516042

作品紹介・あらすじ

原田治展 「かわいい」の発見 公式図録

「かわいい」の教科書
みんなから愛されるキャラクターから貴重なデビュー直後の作品まで。OSAMU GOODSを生んだ、稀代のイラストレーターの仕事を一堂に集めた決定版。

[26のキーワードでたどる原田治の仕事]
AKASHICHO 築地明石町
BOY MEETS GIRL ジャックとジル
COVER 雑誌や書籍
DEBUT 初期作品
EGG ハンプティ・ダンプティ
FAN ファンとの接点
GENTLEMAN 大人の男性像
HUMOR 遊び心
ICON キャラクターデザイン
JAPAN 江戸っ子
KIDS 絵本
LADY 大人の女性像
MOTGER GOOSE マザーグース
NOTES 美術エッセイ
ORIGIN 少年時代
PALETTE パレットくらぶ
Q&A イラストレーターとは?
ROOM リビングルームのオサムグッズ
SCHOOL 学校生活のオサムグッズ
TABLE テーブルの上のオサムグッズ
UNKNOWN 抽象作品
VIEW 島のアトリエ
WARDROBE 身につけるオサムグッズ
EXTRAORDINARY リトルドッグ
YERAS 年譜
ZAZIE 地下鉄のザジ

アートディレクション:服部一成
エッセイ寄稿:中野翠、土井章史(トムズボックス)、及川賢治(100%ORANGE)

原田治展 「かわいい」の発見
2019年7月13日(土)~9月23日(月・祝)
以後全国巡回

感想・レビュー・書評

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  • 原田治さんの「可愛い」と「こだわり」が詰まった本!

    原田治の「ファンへのサービス、接点を大切にする」こだわりを知ることができた。

    「可愛い」をビジネスとして意識してるのには衝撃をうけたけど、確かにファンを大事にするが故の意識やろうな。

    「明るく健康的な表情である前提で、5%ほどの寂しさ切なさを隠し味にしてる」ていうのも、子供に考えさせる隙を与えてるように感じた。

  • 展示後、購入。良い。

  • ・オサムグッズの男女の名はジャックとジル。
    ・キャラクターは英国の伝承童話マザーグースから着想を得ている。
    ・商品を作って販売するだけでなく、ファンへのサービス、接点を大切にしていた。ショップバッグは裏面が英字新聞のような体裁。ファッション記事やエッセイが掲載。
    ・1990年代官山にパイロットショップ「ソーダファウンテン」をオープン。英文メニュー、蝋引きのストロー、高いスツールとオサムグッズのコンセプトである、原田が憧れた50年代から60年代初頭のアメリカンテイストへのオマージュを体現。
    (写真が本当に可愛い。ネオンサインもピンクとグリーンで激かわです。ドリンクメニューも斜体でかわいい。フォントも全くダサい要素なし。)
    ・1976年 カルビーのポテトチップスのキャラクター「ポテト坊や」
    ・1984-2000年代初頭までミスタードーナツの景品を担当
    ・「OSAMU GOODSっていうのは生けている花と似ていると思うんです。生活に絶対なければいけないものではないけれど、あるととっても楽しい気分になってくるでしょう?僕にとってのOSAMU GOODSは言葉にかわるメッセージっていうところかな」
    ・「終始一貫してぼくが考えた『可愛い』の表現方法は、明るく、屈託がなく、健康的な表情であること。そこに5%ほどの淋しさや切なさを隠し味のように加味するというものでした。」
    ・オサムグッズは生活に根ざしたアイテムが多く、そこには原田の意志がある。「用途をもたない商品ほど、デザインしがいのないものはありません。日常的なものが、やはりデザインにせよイラストレーションせよ、つくっていて納得することができます。端的にいえば、購買者に対して生活のための道具でありながら、ある生き生きした楽しみを、ものが与えられればよいと思うのです。」

    アメリカンファーマシー行ってみたい。

    ここ数年前から流行っている赤ボックスに字デザインは治さんは既に1992年季刊小雑誌「OSAMU GOODS STYLE」でやっていた。あれはいつの年代の流行りなんだろう。

    グッズがかわいくて色味もミルキーだったりレトロだったりでぐっとくる。

    また読みたい。

    アートディレクション:服部一成さん
    デザイン:佐藤豊さん
    文:吉田宏子さん(888ブックス)



  • DO

    犬!

  • イラストレーター原田治のお仕事の本。イラストやグッズの写真が満載で、とにかく可愛い。初期の頃のタッチの違うイラストも素敵。
    「僕は明るくて、さわやかなイラストレーションが好き。不健康なのが一番苦手です」という言葉が残った。その言葉通りの作品。見ていてじわじわ元気がでる。

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著者プロフィール

1970年に、雑誌『an・an』(マガジンハウス)創刊号でイラストレーターとしてデビューし、雑誌や広告など幅広いジャンルで活躍。1976年、「マザーグース」をモチーフにしたキャラクターグッズのブランド「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」を立ち上げ、女子中高生を中心に爆発的な人気を博す。カルビー「ポテトチップス」のキャラクター「ポテト坊や(通称)」(1976年)、ミスタードーナツのプレミアム(景品)イラスト(1984年~)、崎陽軒の「ひょうちゃん」醤油入れ(1988年)など多くの名作を残し、日本を代表するイラストレーターとして知られる。

「2021年 『OSAMU GOODS 100枚レターブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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