いつもだれかが見ている

著者 :
  • 亜紀書房
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本棚登録 : 54
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750517421

作品紹介・あらすじ

《世界のどこかで密やかに、出逢いとドラマが、生まれている》
14人の写真から広がる、せつなく、謎めいた14の小説。

国籍も性別も様々な写真の中の14人は、どんな物語を秘めているのか?
レンズ越しに見つめているのはだれか?
見ること、ふれること、出会うことの現在を、鋭く映し出す小説集。


奇妙で、せつない、人間たちの営みを写しとる、小説×写真の競演。

感想・レビュー・書評

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  • 過去の展覧会 | アネケ・ヒーマン&クミ・ヒロイ、潮田 登久子、片山 真理、春木 麻衣子、細倉 真弓、そして、あなたの視点 | SHISEIDO GALLERY
    https://gallery.shiseido.com/jp/exhibition/4054/

    Anneke Hymmen
    https://annekehymmen.nl/

    kumihiroi
    https://kumihiroi.com/

    亜紀書房 - いつもだれかが見ている
    https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1063&st=4

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      切り取られた世界 広がる想像力 [評]辻山良雄(書店店主)
      <書評>いつもだれかが見ている:北海道新聞 どうしん電子版
      https://ww...
      切り取られた世界 広がる想像力 [評]辻山良雄(書店店主)
      <書評>いつもだれかが見ている:北海道新聞 どうしん電子版
      https://www.hokkaido-np.co.jp/article/726331/?rct=s_books
      2022/09/05
  • ぼーっと読んでいるうちに読み終わっちゃった。引き込まれないまま読み終わったのは、僕にこの本の魅力がわからないからかもしれない。写真も幸運のケーキ以外の写真はピンとこなかったなぁ。

  •  写真家クミ・ヒロイ&アケネ・ヒーマンの写真に、二人から指名された作家の大竹昭子が文章をつけ、2021年に資生堂ギャラリーで展示が開かれた。そのスタイルで更に作られた計14作の写真+文。
     アートとして自立している写真に、その直訳でも意訳でもない、飛躍のような秘薬のような、しかし訳とも言い切れない、けれど「分かる~」となる文が、付いているというより共存している。巴のごとく分かち難い写真と文は、やがてコーヒーに混じるクリームのように、クリームに混じるコーヒーのように、一体となって静かにそこに温かいままいてくれる。

  • 一枚の写真から連想して一編の短編小説を作り上げる。そんなコンセプトで創作された短編小説集。写真批評でもキャリアを築いた著者ならではの被写体の捉え方と想像力が面白い。ポートレートが主なのでどうしても被写体=主人公の話としてしか読めないのはやむを得ない。

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著者プロフィール

1950年東京生まれ。小説、エッセイ、ノンフィクション、批評など、ジャンルを横断して執筆。短編小説集としては、本書は『図鑑少年』『随時見学可』『間取りと妄想』に続く4冊目。人間の内面や自我は固定されたものではなく、外部世界との関係によって様々に変化しうることを乾いた筆致で描き出し、幅広いファンを生んでいる。
写真関係の著書に『彼らが写真を手にした切実さを』『ニューヨーク1980』『出来事と写真』(畠山直哉との共著)『この写真がすごい』など。他にも『須賀敦子の旅路』『個人美術館の旅』『東京凸凹散歩』など著書多数。
部類の散歩好き。自ら写真も撮る。朗読イベント「カタリココ」を主宰、それを元に書籍レーベル「カタリココ文庫」をスタートし、年三冊のペースで刊行している。

「2022年 『いつもだれかが見ている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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