いいね! ボタンを押す前に ジェンダーから見るネット空間とメディア
- 亜紀書房 (2023年1月25日発売)
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感想 : 40件
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784750517810
作品紹介・あらすじ
〈ジャーナリスト、研究者、エッセイストらが、今のネット空間を徹底解説〉
炎上しない、人を傷つけない、無意識に差別しないため、どんな点に気をつければいいのか、SNSユーザーの基礎知識が満載!
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生活になくてはならないスマホだけど、SNSではいつも誰かがケンカしているし、何か言ったら絡まれたりする。
「エコーチェンバー」「フィルターバブル」「アテンション・エコノミー」……。
ネット空間にはもともと人を孤立化させ、分断してしまう仕組みが組み込まれている。
──だけど私たちがスマホを手にして日は浅い。デジタルな時代は始まったばかりだ。
みんなの感想まとめ
デジタル時代のSNSの使い方や、その影響について深く考察する一冊であり、特に「いいね!」の意味やその背後にある社会的な構造が探求されています。読者は、SNSがもたらす孤立や分断の危険性、そしてそれに対...
感想・レビュー・書評
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良い機会なので、私の「いいね!」のスタイルについて。見ました、その本いいね、いつも有難うございます、その本興味あります、私も読みました、レビューの内容いいね、共感しました、違う評価で興味深いです、みたいに意味合いは色々。
軽い挨拶から深い感銘まで、その表現は全て「いいね!」である。だが、これが統一された「いいね!」一択ではなく、食べログみたいな星の数による評価指標が出たりすれば、げんなりしそうだ。商売ではないので、ブクログは、どうか食べログにならないで欲しい(食べログ批判ではない)。
だが、本書は「いいね!」論ではなく、ジェンダー論であった。関連した問題意識の話でいうと、そもそもこうしたデジタル空間を作り出しているテクノロジー業界の人々はほとんどが男性で、日本では特にその傾向が強いらしい。これはメディアに限らないが、街中のポスターなんかを見ても、女性が性的に消費されるようなコンテンツが溢れている。
スマホのアルゴリズムが解析され、求めているものを理解した上でレコメンド。欲望をくすぐるような広告をどうぞ。それが「いいね!」と関係している。ブクログはそんな感じがなく、清潔感を感じるが私が気づいていないだけだろうか。
ー 「集団内の規範を重視する」が、ハラスメントと深く関わっている。ある集団にいると当たり前のことが、外の世界ではとっくに非常識、アウトになっているのに気が付かない。
「いいね!」の囲いの中で、集団のみに通じる規範を膨らませ、誰かを気づかず消費している。ジェンダーに関わらず、誰かは期待された役割を演じ、集団は誰かをポルノ化してしまうのだ。「いいね!」に星評価がつけば食べログ化するように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小島慶子さんは言います
「私、ネットの現状って、自動車が登場したばっかりの頃の道路と似ている気がするんですよね。事故多発、制限速度も取り締まりもないという。それどころか、フェイクニュースの流布やネット炎上の有様を見ていると、デマや迷信を根拠に人が石を投げられ、火炙りにされていた中世にまで退行したような状況です。」
山口真一さん。
「(略)車と同じように、SNSについても状況を改善することは可能なはずです。そのためには、政府や自治体だけでなく、プラットフォーム事業者や個人ユーザーまで、すべての人が少しずつ変わっていくことが必要です」
最近TikTokが時間制限をするというニュースを見ました。
中高生が一日3時間ぐらい見ちゃってると言っていました。
まさにアテンション・エコノミーに操作されているんですね。
私たち位の年齢になれば、ネットと少し距離を置こうとかしますけど、そんな私も中高時代はくだらないことに時間をつかった思い出がたくさんあります。だからある程度仕方ないのかなとは思います。
交通事故死者数が減少しているように、ネットにおけるさまざまな問題がなくなっていくように期待しています。 -
メディア表現とダイバーシティーを抜本的に検討する会を(MEDI)の一作目、足をどかしてくれませんか
はまだ読んでいない。
自分もSNSとの関わり方に反省と戸惑いが多く、また、特に悪い方の、声が大きい方の少数者の言説やネットを超えた実力行使など、スマートなネット社会になっていないことへの怒り、無力感、戸惑いもあり、皆が当たり前にスマホをもちSNSを使いながら貧困や困窮や困惑を覆い隠していることや、国境越えた犯罪集団のツールとして活躍していることなど踏まえ、興味深い論説とインタビュー読んだ。
ハンナアーレントが引かれ、
公共的領域に必須な価値として提示した複数性plurality
全体主義に対置、対抗する概念
他者の存在を共に生きることが人間、人間性であり、複数性のある世界に公共の空間は成立し民主的合意形成に至る活動が可能になる、と。
ネットで繋がる空間の中で、またネットがあるから実世界でのつながりがおろそかになったり気を許せるものでなくなり、バラバラにされた個人、他者と共存しようとする力が押し戻されかえってバラバラの個人が他者不在の全体主義へ向かうのではという警告。さもありなんとと思う。
小島慶子がいう我々はまだデジタル原始人尖った石で斧を作ったが良き使い方や斧の向かう先、その帰結がわからない原始の荒野にいる、ままですでにいくつものテクニカルなアップデートを経験し消化不良のままアップデートされていくのか
浜田敬子の皇室バッシング報道をめぐる考察ネット記事が営利目的で配信されるなか変化していく皇室報道と女性皇族バッシング、英国王室の学びと現状の違い
など、間違いが起きやすいジェンダーを様々な現場で試行錯誤しながら変えていこうとする取り組みや、表現の自由などを盾に展開される誤った、というか人権意識がない表現の自由のやからたちとの攻防、など、なかなか興味深い。
スマホを手に金魚より短い集中力しか維持できない人間、これを読みながらも、度々スマホが気になり気づけばTwitterを見てしまう自分も中毒であり、また、一つ一つの言葉やネット世界でのあり方を検証、自省しながら使っていくしかないと改めて感じた。
労作、力作、読ませていただきありがとう。今後もジェンダーとメディア論展開して拡散していただきたい。
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若干これ自体がゴシップ感ないかね?と思う部分もある。
が、後半の、実務的な内容(なぜジェンダーでは間違いが起きやすいのか)は、新発見(Netflixのリスペクトトレーニング)もあり、面白かった。
『スマホ・デトックスの時代』読もう。 -
【学内から】
https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000161651?68
【学外からリモートアクセス】
https://sfx3.usaco.co.jp/kul?url_ver=Z39.88-2004&url_ctx_fmt=infofi/fmt:kev:mtx:ctx&ctx_enc=info:ofi/enc:UTF-8&ctx_ver=Z39.88-2004&rfr_id=info:sid/sfxit.com:azbook&sfx.ignore_date_threshold=1&rft.object_id=4920000003143624 -
配置場所・貸出状況はこちらからご確認ください↓
https://opac.ao.omu.ac.jp/webopac/BB60453477 -
本書は、SNSが日常となった現代において、最低限身につけておくべき基礎知識を8人の専門家が多角的に説いた一冊である。
日本の皇室バッシングと英国王室の比較、萌えキャラを巡る炎上やジェンダー論など、現代的な論点が明快に解説されている。特に「SNSの声は果たして世論なのか」という考察は、情報の真実性を見極める上で示唆に富んでいた。
エコチェンバー、フィルターバブル、アテンション・エコノミー。こうしたデジタル社会の罠に絡め取られることなく、いかに自律的な意識を保ち続けるか。その重要性を改めて深く認識させられた。 -
ジェンダー本で著名な名前がずらり。ジェンダー☓メディア。SNS関連を中心に気になる話題が並んでいて、なるほどそういう見方もあるという気づきが多かった。
「子供向けアニメーションとジェンダー表現」が一番気になった。大人になってからプリキュアをみると、ジェンダーを意識した作りだなと思う。アニメキャラクターを見る目が少し変わる。 -
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私は、ジェンダー論よりもメディア論としてこの本を楽しめた。とくに「ネット世論は世論ではない」という対談の内容がおもしろかった。ネットで声をあげるとはどういうことか、理解することにつながった。
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【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/732882 -
静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓
https://lib-finder.net/aicel21/book_detail_auth?authcode=cOS7afcd%2BwZCujwGWAhVxA%3D%3D -
国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11541563
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ネット社会というやっかいな対象を相手に、著者たちはジェンダーを中心にした切り口から分析をほどこす。一部どうしても賛同できない部分もあるが、それもふくめてぼく個人がついついバイアスに満ちたものの見方・考え方をしてしまっていることを相対化・客体化された気になり参考になるところ多く、あなどれない好著と思った。もちろんネット社会が病んだ社会であることは誰でも言えるクリシェだ。だが、その中でこそ培える成熟した言論や人格というものもあるはず。そんな成熟に向けてこちらを後押ししてくれる、希望が見えるところを買いたく思う
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・攻撃的な人とおっさん性
ネガティブな書き込みをする人はそれなりに収入と社会的地位がある人が多い。
自分が正しいということに疑いがない→想像力の欠如
リアルな生活でもそのように振る舞っているからではないか?
おっさん性:権力を持つ立場や周囲が合わせてくれる環境で育つ独善性
おっさん性を肥大化させざるを得ないように社会ができてる、女性も出世するにはその性質が必要 -
ネット空間はもともと人を効率化させ、分断する仕組み
アテンションエコノミー→注意を引く
触れる情報がアルゴリズムによってコントロールされた1種の泡の中にいるような状況
→フィルターバブル
同じような価値観の人の意見ばかり反響しあって増額されていく
→エコーチェンバー
無意識バイアスが、自分の表現に出る
アテンションエコノミー
→アルゴリズムに巧妙に仕組まれている
オンラインハラスメント
日本の萌えキャラ、美少女キャラはおかしい。
性的搾取の助長 -
007.353||Ri
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00636723
私たちがスマホを手にして10年ちょっと。ネット空間はまだ欠陥だらけ。どうしたらもっと豊かな場になりうるのか?
フィルターバブル、アテンション・エコノミーなどネットの仕組みも理解して、炎上しない、無意識に差別しないためのガイドブック。
(出版社HPより)
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