ヘーゲル 大論理学 〈2〉

  • 以文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753102068

作品紹介・あらすじ

(近代の再検討が根源的に問われるなか、近代的思惟の原点の翻訳。)
『精神現象学』が出版されて間もない1807年7月8日に、ヘーゲルはニートハンマーに宛てて「出来るだけ多くの力を」自分の論理学総論の仕事に注いでいると書いている。『大論理学』全三巻は、1812年から1816年にかけて出版された。しかし、当時の書評界かこの著作にたいして一顧だに与えなかった。・・・・・
最近20年間のヘーゲル受容においてはじめて『大論理学』にたいして、ヘーゲル自身の理解にふさわしいと思われる位置づけがなされるようになった。
絶対的否定性は、絶対的概念の構造そのものであるから、主観性の構造である。したがって『大論理学』は主観性の理論のまったき姿である。『精神現象学』の「序文」で定式化された意図、すなわち実体を同様に主体としても把握することが問題だという企図は、『大論理学』においてはじめて果たされる。ここでは、実体の弁証法的運動が概念のもっとも直接的な起源となっているのである。

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