- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784753303052
感想・レビュー・書評
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【目次】
序文
序にかえて
第一章 「私」の危機としての分析的営み
第二章 こころの空間、治療の空間
第三章 逆転移に「利用される」こと――自己愛との交わり
第四章 ものが単なるものでなくなること――わからないこと、生きていること、開かれること
第五章 ひきこもることとつながること
第六章 エディプス、プレエディプス、私たちの生きる場所
第七章 中立性という謎
第八章 共感という罠――不可能な可能性
第九章 カウチ、隔たりと生々しさの逆説
第十章 プライヴェートな営み、生きた空間
あとがき詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
精神分析が「営み」であることが実感できる。
日々の臨床のなかで、もっとしっかりと生々しい感情に向き合っていかないと、と反省。
生きることに真摯でありたいです。 -
味わい深い。精神分析というと、どうも理性で細かく人を分析してるようなイメージが伴うが、その内実はまったくの逆で、「感じる」ものであるということを、これでもか、と示してくれる。人と人が接する瞬間という劇場(激情?)をモノクロ写真でパッパッパと見せられているような、ジワジワ胸に来る、かつ趣ある一冊だった。
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この作者の症例提示の文章はとてもリリカルで心惹かれる。