方法としての動機づけ面接―面接によって人と関わるすべての人のために

著者 : 原井宏明

• 岩崎学術出版社 (2012年4月26日発売)

感想・レビュー・書評

[グッちょんさんの感想 · 2013年9月11日]

とてもわかりやすくて，実践的。時に筆者のスパイシーな言葉もあり，それはそれで面白い。

[nobuimamuraさんの感想 · 2012年12月12日]

氏は我が国のMIの専門家である。MIは精神療法の中でエビデンスが最も多いもので評価法なども確立している。手順や原理は単純ではあるが、それを身につけるには、本書に書いてあるとおりにきちんとしたトレーニングが必要である。精神療法は本を読んだだけでは畳の水練にしか過ぎず、この本も同様で読んだだけで身につくものではない。MIは精神科領域だけでなく、生活習慣病などの行動変容などにも利用されている。きちんと身につけたいものである。

著者プロフィール

原井クリニック院長，㈱原井コンサルティング＆トレーニング代表取締役，精神保健指定医，精神科専門医，日本認知・行動療法学会：専門行動療法士／認知行動療法師／認知行動療法スーパーバイザー／常任編集委員，MINT認定動機づけ面接トレーナー，1984年岐阜大学医学部卒業，ミシガン大学文学部に留学，国立肥前療養所，国立菊池病院，和楽会なごやメンタルクリニックを経て現職。著書・訳書多数。訳書に『動機づけ面接〈第3版〉上・下』（ウイリアム・R・ミラー，ステファン・ロルニック著，共訳，星和書店）などがある。

「2023年 『動機づけ面接を身につける〈改訂第2版〉下』 で使われていた紹介文から引用しています。」