- Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
- / ISBN・EAN: 9784753310654
作品紹介・あらすじ
正確な診断を行い、それぞれの患者に合った支援に結びつけるための入門書。発達障害を診断する際に必要な診断概念、認知心理学・発達心理学の知識、発達歴のとり方等を、現場で役立つ形で示すとともに、当事者の言動を理解し支援の方法を考える際に有効な「こころの理論」「実行機能」「中枢性統合」といった概念の基本についても解説した。
感想・レビュー・書評
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発達障害の権威といえばまず最初に思いつく内山氏か語り口調で書いている。
本で知れない臨床の所感について書いてあって非常に参考になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
発達障害の概念から歴史、自閉症全般の診断、支援の方法、加えて一般の人が理解できるように自閉症の心理学の記載。一貫して支援の必要性と具体的な支援策が色々な視点から書いてありわかり易かった。オーバートリアージかなとも思ったけれど、最後の質疑応答にあるように数年後、支援は何の不利益にもならない、むしろ利益をもたらしますという記述に支援していく必要性を感じました。
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講義録のようです。話しことばなので、かたくなくて入りやすいです。子どものことが大半。
「テレビは発達障害の原因ではない」ってことと「グレーでも診断が微妙なところでも、支援をすることは意味があること」
と明確に書いてあったのがすごくすっきりした。
最近は本当にたくさん発達系の本が出てるので、こういう先生はいいなあと思う本が読めるととてもためになるし、少し生きる力ももらえます。 -
2013.9.14