コフート理論とその周辺―自己心理学をめぐって

著者 :
  • 岩崎学術出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753392100

作品紹介・あらすじ

本書はH.Kohutの自己心理学とそれを取りまく諸理論に関する10年間の著者の研究の総括である。

感想・レビュー・書評

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  • 最後の事例は、簡単にではあるが「失敗」について触れた事例でもある。要参考

  • コフートの理論、ストロロウの間主観性やスターンの自己感の理論がとてもわかりやすくまとめられている。コフート3部作(『自己の分析』、『自己の修復』、『自己の治癒』)と合わせて読んだら尚良い。

    (2012年4月14日再読)
     フロイトや他の精神分析家の理論を交えて、批判的、建設的にコフートの理論が論じられていることが好感触だった。そういう意味でも、コフートの理論を学ぶには優れた入門書といえる。  
     また、自己愛性パーソナリティ障害と境界例との相違が事細かく論じられており、非常に考えさせられる内容だった。 何より、丸田先生の言説は鋭く、ユーモアに富んでいて思わず唸ってしまった。だからこそ時に共感的に、時に批判的に読んでいくことに意義があるように感じられた。

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著者プロフィール

埼玉県精神医療センター病院長・埼玉県立精神保健福祉センター長

「2014年 『関わることのリスク 間主観性の臨床』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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