はじめて読む BASIC <改訂新版>

著者 : 近藤孝之

• ASCII (1994年3月23日発売)

感想・レビュー・書評

[キじばと。。さんの感想 · 2019年11月17日]

BASICによるプログラミングの基礎をていねいに解説している本です。

本書は入門書ですが、BASICの文法について一つひとつ項目をとりあげて解説する本ではなく、「マチンの公式」を用いて円周率の計算をおこなうという手順にそって、じっさいにプログラムを書くための考え方を学ぶことに焦点をあてています。もともとBASICは教育に適したプログラミング言語なので、こうした解説のしかたは適当なものだと感じました。

最後のほうではBASICを用いてグラフィックを表現する方法などもとりあげられていますが、これはほとんどオマケのようなものでしょう。この部分がなくても十分に本書の意義はあるのではないかと思います。

著者プロフィール

1956年宮城県仙台市生まれ。東北大学工学部卒。専門学校や予備校で、IT関係・一般常識・簿記・販売士をはじめ、公務員試験の数的推理・判断推理、数学と理科（物理・化学・生物・地学）など様々な分野を幅広く教える。現在、東北電子専門学校講師。第一種情報処理技術者。
主な著書に、「要点確認これだけ！基本情報技術者【午前】ポケット〇×問題集（技術評論社）」などがある。

「2022年 『文系のための 基本情報技術者 はじめに読む本』 で使われていた紹介文から引用しています。」