- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756250674
作品紹介・あらすじ
考える単細胞生物。ミクロの宝石、変形菌の美しき不思議世界
ある時は森を這いまわり、またある時は小さな宝石のように形を変え、胞子を飛ばす。世にも不思議な生き物「変形菌」。“菌”の名はついても、菌類(キノコ)でも細菌(バクテリア)でもない変形菌は、自己と他者を見分けることができる、「考える単細胞生物」として、様々な分野から注目を集めています。本書では変形菌の驚くべき世界を美しい写真と、イラスト付きコラムで紹介。変形菌初心者でも楽しめる、手のひらサイズの写真集です。
感想・レビュー・書評
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15×15cmのかわいい本。この画面の中に表紙のような丸い者達がおさまっている。ずいぶん拡大した写真だと思う。表紙のように幹?の上に丸い頭、っていうのがかわいい。地を這う形のはけっこうグロテスク。
変形菌・・名のごとく形を変えるアメーバ生物。きのこや細菌類とは異なる。
胞子が条件のよい環境で発芽し→「粘菌アメーバ」が生まれる→アメーバは細菌(バクテリア)を捕食しながら分裂して増える。落ち葉や朽木に現われるが、きのことは異なり落ち葉を分解吸収しない。
→異性に出会い「接合体」となる。バクテリアを捕食して細胞内の核を増やして大きくなるが、分裂はしなくなる。→肉眼でも見える大きさになると「変形体」と呼ぶ。倒木や朽木の上でみることができる。
→変形体は移動しながらバクテリアや菌類を捕食し、条件がそろうと「子実体」を形成して「胞子」を作る~子実体は様々な形と色で、胞子を包む殻である。・・「子実体」の写真ってことかな。
→成熟するとまた、胞子をとばす。
表紙はルリホコリ。
2018.6.9初版第1刷 図書館詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
皆さんは変形菌をご存知でしょうか(身近なものだと「イグノーベル賞を受賞した研究でおなじみの」「最短経路問題が解ける」モジホコリが有名だと思います)。カビともキノコとも違う生態系を保ちながら、独特な進化を遂げてきた彼らですが、実はそんな彼らの見た目が非常に可憐なことを知っている方は少ないのでは?本書では150種の変形菌たちが姿を見せてくれています。百聞は一見にしかず、です。「可憐な見た目」と聞いてビビッときた方はぜひご一読ください。
(生命理工学コース M2) -
473-T
閲覧 -
拡大して一つに注目するととてもきれい。茶色の部分もあってチョコレート菓子のようにもみえる。コーンアイスやグラスのような形もあっておもしろい。