- Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756251435
作品紹介・あらすじ
見ていて穏やかな気持ちになれる、暮らしと調和した里の風景
春は梅や桜をはじめ様々な花が咲き、夏には滝や湖沼など新緑から深緑へ移ろい、 錦秋の山々や高原の彩り、冬はモノトーンの銀世界。四季折々に変化に富んだ 里の自然写真を約80点掲載。
感想・レビュー・書評
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富田文雄氏の写真集。
田んぼ、海辺、山の里、春、夏、秋、冬と続く。
氏は一瞬の光景をつかむため、車中泊で撮るそうだ。職務尋問もされるようで、そのために自分の写真集を携えていて撮影なんです、というと納得してくれ励まされることも多いということだ。
表紙は長野県上伊那郡中川村。
「日本の名景100」でも撮っている。
2019.1.23初版第1刷 図書館詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旅に出たい。
しかし、旅に出ることは厳しいご時世。
出ることは簡単だが、万が一があった時、家族、自分に後悔が残ると考えると、出ることが出来ないご時世。。
図書館で偶然、この表紙を見かけて、手に取って、「ああ、この風景だ」と思った。
日本の原風景。
自然と寄り添い、共存をしている風景。
それを眺めながら、いつしか少しだけ旅に出た感覚になれていた。
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写真集です。
図書館で、癒やされる本を借りたいなと思って手に取ったのですが、開いた瞬間、求めていたのはこれだー!と思い借りました。
表紙は原田泰治さんの絵のような日本の農家の写真、ページを捲ると蛇行する川と段々田、こ、これは…まるで○○町ではないか…!!と思わず自分の住んでいる町の名前を呟きました。
自分ちの周りのあんな風景やこんな風景がこんなにしっくり胸に落ち着いてしまうなんて。
日常なのに郷愁、おかしな気分。
こんな山奥に嫁に来ることになるなんてと泣いた日もありましたが、自分は日本の田舎の風景を愛しているんだなぁ…。
子どもと、「これ○○町だよね」とか、単線の1両編成を見ながら「電車が通ってる!都会だ!」などと言いながら楽しみました。
後半は漁村や雪景色も出てきて、また新鮮な気持ちで楽しめました。
山地が殆どの我が国では、意外とこんな風景は失われていないのかもしれないな。
田舎や、古いものに価値を見出しつつある今日この頃です。 -
2020.06.28
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里山の風景は、癒し。ただ、県境の山に向かった時、限界集落があった。荒れ果てた田は、物悲しい。棚田は、農機をこ阻み高齢の農家には、耕作が困難なのか。願わくばこの景色が続きますように。