- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756255853
作品紹介・あらすじ
あの名著の、「いき」の美学が理解できる
典型的な『高等遊民』にして西欧の教養と遊びの精神及び江戸と上方両文化に精通する粋人が、西欧流哲学の構文で迫る「いき」の構造。「いき」と言えば日本人の九割が感覚的に了解し、では「いき」とは、と問われれば九割が答に窮するといわれる「いき」の謎。一字一句の難解、一行一章の曲折に気を取られず軽く読み超えていけば、ふっと、日本独自の美学の要点が見えてきます。『日本の美』の空気感、存在感に通底する大川裕弘の写真の数々が、そうした読書法の確かな一助になります。
感想・レビュー・書評
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「粋(いき)」とは何か、について。
→理想を持って人を好きになったり物事に明るくなったりした上で、
その人や物事に執着し過ぎない
ってことなんだな。
面白かった。
一見難解な文章だが、日本語の持つ流れるような美しいリズムで書かれていて、意外と読みやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第100回アワヒニビブリオバトル第2部タイマンビブリオバトル 第1戦「思想」で紹介された本です。ハイブリッド開催。チャンプ本。
2023.6.10 -
「いき」とは意識したり、言葉にすると
もう「いき」ではなくなる。
と、とある人の言葉にあった。
それでも、この本を手にとったのは
大川さんがいかに「いき」を撮られるのか
に興味があったから。
残念ながら、これまで観た二作とは
少し趣が違うような。
写真に級数の大きな文字が置かれたのも
やや無粋に感じられた。
表紙はとても美しい。
さらなる作品に期待したい。