1935年、アルゼンチン生まれ。政治理論家。イギリスに亡命後、長年にわたりエセックス大学で教授を務める。2014年死去。ポスト・マルクス主義の立場から、ヘゲモニー論や言説分析を取り入れ、マルクス主義の大胆な刷新を試みた。
邦訳書に、『民主主義の革命――ヘゲモニーとポスト・マルクス主義』(シャンタル・ムフとの共著、西永亮・千葉眞訳、ちくま学芸文庫、2012年)、『現代革命の新たな考察』(山本圭訳、法政大学出版局、2014年)、『偶発性・ヘゲモニー・普遍性――新しい対抗政治への対話』(ジュディス・バトラー、スラヴォイ・ジジェクとの共著、竹村和子・村山敏勝訳、青土社、2002年)などがある。
「2018年 『ポピュリズムの理性』 で使われていた紹介文から引用しています。」