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- Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756609052
作品紹介・あらすじ
原題『パノプティコン・ロマーノ』の「パノプティコン」とは、ギリシア語の「パン」(すべて)と「オプティコン」(視覚的なもの)との合成語であり、英国の法学者・哲学者のジェレミー・ベンサムが考案した、囚人に知られずに周囲の独房を監視できる円形の刑務所とともに、望遠鏡と顕微鏡との両方の機能をもった望遠顕微鏡をも表わす言葉である。すなわち本書は、ローマという都市の「看守」を自認するプラーツが、遠くは望遠鏡を覗き、近くは顕微鏡で観察した報告集とでも評することができるだろう。本書に含まれている全二八編は、書評という形式を借りたローマに関する建築と美術と文学の秀逸なエッセイである。他のプラーツの著作と同様に、ローマをめぐって書かれた滋養に富むが、少しばかり辛口の都市文化論というつもりで、個々の論考——無論、それぞれはそれなりに手強いのであるが——を味わい、楽しむと良い。
感想・レビュー・書評
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ここに生まれながらの生粋のローマ病気患者=マリオ・プラーツ健在。
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「講談社版世界美術 第5 ローマ 1965」を読む気になれなかったので、これをよも。
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