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- Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756610102
作品紹介・あらすじ
次の世代のために芸術作品を守ることが、ナショナル・ギャラリーの重要な役割である。現代の修復哲学は、過去のそれとはかなり異なっている。今日、強調されるのは、絵画の組成をできるだけ変えないような方法で、持続的な安定を確保することである。しかしながら、ワニスの変色や古い加筆によって、絵画が不明瞭になっていれば、画面の洗浄もおこなわれる。古くから嘆賞されてきたイメージもその姿を変える。これがしばしば懸念や議論の種となる。このポケットガイドは、わかりやすい言葉で、絵画の保護や検査のプロセスを明らかにするものである。絵画の物理的特徴、ならびに、その変質——自然なものもあれば、過去の修復家の手になるものもある——について論じ、さらに、板絵やカンヴァス画に施されてきた主な保存処置、洗浄や修復にまつわる諸問題にふれている。ナショナル・ギャラリー所蔵の名作に関する事例研究は、作品の保存担当者が直面する複雑で多様な問題を、浮き彫りにすることであろう。
感想・レビュー・書評
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本館開架(シラバス掲載) [美術品 -- 保存・修復]
http://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB01328236詳細をみるコメント0件をすべて表示
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