「うつ」な人ほど強く優しくなれる: うつで疲れたあなたの心に効く「こころのリハビリ」

著者 :
  • アスカ・エフ・プロダクツ
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本棚登録 : 57
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756910356

感想・レビュー・書評

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  • 精神的な病として、うつ病は有名になりました。心の風邪と言われていますが、寛解するには険しい道のりです。また、偏見や誤解があり、いまだに苦しんでいる方々が多いです。著者は、当事者になった視点から優しい文章で記述されています。ただ、当事者研究としては心理療法・認知行動療法など当事者が周囲のサポートを得て、動くための指針を示してほしい所がありました。良い文章だけに、精神論で終わってほしくなかったと思います。

  • この著者、しっかりと同じ目線に立って考えてくれて好きです。
    そして、社会制度まで提案してくれているのですごいなと感心しています。
    前書より良かったと思います。

    「心の震度」の表を作ってくれたのはとても役に立ちます

    よく会社は、うつ病歴のある人を「休まれると困る」から雇わないとかいうことを聞きますが、むしろ「うつ型人間」ほど必要とされているのではないでしょうか。

  • 一貫して、うつを患っている人、患った人に対して、大きな可能性を信じて、執筆されている本です。

    うつはいやがおうにも自分の生きる意味と向き合わざるを得ません。そのことに著者は注目して、うつは最高の『こころの修行』ととらえています。分かりやすい語り口の中に、深い洞察があります。

    ブログ療法、うつへの偏見の根深さなど他にも類書にはない視点があります。

  • 前著「うつな人ほど強くなれる」では、うつを乗り越えたらメリットも多いというないようでしたが、この本ではどういう方法でうつの症状を改善し社会復帰できるかの方法論がメインに書かれています。
    ブログ療法、審判・サポーター作り、ルール作りなどユニークな内容ですが、良い面ばかりが強調され、予想されるであろうマイナス面に触れていないのが気になります。

  • うつ病患者ですが、どうも言っている内容がしっくりきませんでした。

  • 著者ご本人も仰っているように、うつの一番ひどい時期を乗り越えた回復途中の方向けの本です。
    (うつがひどいと、そもそも本が読めないとは思いますが。)

    うつはとても辛い辛い病気ですが、乗り越えたその時には大きなプラスになるものなのだな、
    ということをこの本に教わりました。

    また、うつの人は真面目でちょっと良くなってきたらすぐに会社や家事に戻ろうとするのですが、
    そこで社会復帰を焦らないことも大切だそうです。
    なかなかそうもいかない現実がありますが、割と元気になってきたのに、社会復帰しようとしても
    出来なくて歯がゆい思いをしていた私には良い訓辞(?)でした。

    冒頭の「心の震度階」はうつになったご本人だけでなく、周りの家族・友人・医師の行動指針も
    教えてくれる良いツールだと思います。

  • 「うつな人ほど強くなれる」のほうが
    どうしても 印象に残っていて
    あたしは ちょっと 物足りないというか・・・。
    多分 治ってから読んだからかな。
    うつで 今苦しんでいる人は 読んでも損はないと思います

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