<デイトレ必勝>板情報の読み方

著者 :
  • 明日香出版社
2.14
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756911384

感想・レビュー・書評

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  • 株取引の勉強用に。初心者が読む本。はっきりとしたテクニックというより、なんとなくのテクニック。でもそれが大事

     多分株取引を経験していけば肌感覚でわかるような内容を本にまとめています。だから自分の経験の裏付けって感じにはなる。でも、目から鱗は落ちない。

     板情報は心理戦の戦場である。だけど、それほど明確な情報じゃない。だから板の上下に一喜一憂する必要はないんだなって思った。ファンだで取引するならね。

     ただ、買うタイミング、売るタイミングを逃さない工夫を学ぶことはできる。


    p45 約定確立を上げる
     板を見ながら指値を待っていても、一向に約定しない。そう思っていたら、自分の買値・売値で急反転して損しちゃった…。そんな風にならないことが株取引の意思決定力において最重要。
     どうせ1~2円なんて100円200円の差にしかならないんだから、自分の想定よりもちょっと高くても、本当に欲しいなら、買っていいし売っていい。
     たいていキリのいい値段には大量の注文が入っている。そうするとその値段で揉み合いができて、自分の想定値まで行かない。だったら板の薄い値段で約定してしまうこと。それが約定確立を上げるコツ!
     大事なのは、約定の決定率を上げること。

     それに、もみ合いが起きている板の壁は、突破すればそれ以上の値動きに入るし、壁で跳ね返されたら落ちてゆく。その壁で勝負する必要はないのである。
     壁の手前でしっかり決めてしまうか、壁の突破した先を見据えた取引をするか。見方を変えよう。

    p188 トレーダーの思想を理解しよう
     海外投資家は日本の寄り付きの時間に注文をする。寝る前にね。だから朝一は板が厚くなる。チャンスにもピンチにもなる。
     機関投資家は取引額が大きい。だから段階的な注文をする。なかなか下落しない銘柄とか、ふたが重い銘柄は機関投資家の参加のサイン鴨。機関投資家が参入してるか、抜けようとしているのか、見抜くの大事。板の暑さに関わる。ボラティリティに関わる。
     そして機関投資家には制約も大きい。投資期限とか、持ち越し禁止とか、だから15:00前に大量の売りが出たりする。拾いどころ?その前に逃げどころ?
     個人投資家は機関に比べて金額が少量。影響力は薄い。だからTwitterである。(笑)

    p195 厚い板を気にしよう
     注文数量が多い値段がある。そこには機関投資家が参加している可能性が高い。彼らには制約がある。この値段で今日中に買わなければならないのかもしれない、売らなければいけないのかもしれない。
     そこに隠されたメッセージを読もう。板の行間を読むとは沿いうこと。

    p229 迷わない
     出来高の多い旬な銘柄はスピードが命。急な乱高下のせいで指値注文が追い付かなくなる。特に損切りするなら、ロスは少ないほうが良いのに、フォールダウンに追い付かずに多大なダメージを追う可能性が出てくる。
     出来高の多い銘柄では成り行き注文も有効活用する。それが大事。判断スピードが大事。

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著者プロフィール

国際テクニカルアナリスト連盟国際検定テクニカルアナリスト
株式会社インベストラスト代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会副理事長、国際テクニカルアナリスト連盟国際検定テクニカルアナリスト勧角証券(現みずほ証券)を経て、DLJdirectSFG証券(現楽天証券)に入社。投資情報室長、経済研究所チーフストラテジストを経て独立。2007年11月、株式会社インベストラストを設立。現在は投資教育サイト「itrust アイトラスト」を主宰、総監修と講師を務める。テレビ東京「モーニングサテライト」、TokyoMX「東京マーケットワイド」、日経CNBC「日経CNBC 朝エクスプレス」など株式関連のテレビ番組のレギュラーコメンテーターとして活躍するほか、ラジオNIKKEI「ウイークエンド株!」「スマートトレーダーPLUS」でもレギュラーパーソナリティを務める。「四季報オンライン」や「ダイヤモンドZAI」など連載も多数。

「2018年 『テクニカル分析 最強の組み合わせ術 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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