新版 金利が動くとどうなるか (アスカビジネス)

著者 :
  • 明日香出版社
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本棚登録 : 34
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756915153

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすいけど、ちょっとは金融知ってないと読みにくい。前半はそこそこ面白いけど、後半の基礎知識とかは単なる言葉の説明。

  • お金の基本。初心者向き。面白く解りやすいので、お金に興味のない人にもオススメ。

    お金の基本は感謝のかたち!!

  • お金と金利の原理原則を分かりやすく書いた良い本。

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    以下覚え書き

    お金の貸し借りは現在のお金と将来のお金の交換 (バーター)。

    個人は 預金超過、企業は 借入超過、金融機関は トントン、政府は 借入超過。

    日本の金利がアメリカの金利より低いのは、アメリカの方がインフレ率が高いから。需給バランスが日米では逆。日本は供給過多、アメリカは需要過多。

    今後為替相場が高くなると見込まれる通貨の金利商品には買いが増加するため、その金利商品の金利は低下する。
    逆に金利の高い通貨は、人気が高くなるため、価値が上がり、為替は上昇傾向になるはず (今の日本に逆が当てはまらないが)

    (超低金利が長く続いたため) 日本の企業は近年大幅な資金余剰になっている。インフレになっても企業の借り入れ需要が生まれず、金利上昇は遅れる可能性がある。

    株価が上がると、債券の人気が落ちるので、債権の利回りが上昇する。

    金融商品の収益の2つのタイプ
    ・インカムゲイン (利子収益) -- 預金、中期国債ファンド、家賃
    ・キャピタルゲイン/ロス (値上がり/値下がり益) - Gold、土地
    インカムゲインは安定。マイナスになることはない。
    キャピタルゲイン/ロス は不安定。

    「債券」とは「借り主」が借りたことを証明する証書。
    いつになればいくらの現金になるかが決まっている。
    しかもその証書を自由に他人に売買できる。 → 取引の条件が発生する。
    債券価格というものが出現する。 満期の価格は決まっているので、債券価格が利回りになる。

    「イールドカーブ」 債券の残存期間の違いによる利回りの分布状況。
    普通は、期間の長い債権の利回りが高くなる。
    将来金利が上がると予測されると長期の金利が上がり、金利が下がると予測されると長期の金利ほど下がるため、イールドカーブの傾きが変わる。逆に、イールドカーブを見ることで、将来の予測のトレンドが分かる。

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    金利が上がると・・・
    借り手は損、貸し手は得
    民間に出回る金は減る
    為替は上昇傾向 (通貨の価値が上がる)

    金利が上がるきっかけ・・・
    日銀が TDB(Treasury Discount Bills) を売り、市場の金を減らす
    物価上昇率が高い (インフレ)
    景気が良くなる
    為替が下降傾向 (通貨の価値が下がる)
    株価が上がる

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著者プロフィール

昭和24年、大阪生まれ。証券関係専門誌を経て、昭和60年、㈱金融データシステムを設立し代表取締役就任。わが国初の投信データベースを管理・運営。
マクロ経済から個別金融商品までにわたる幅広い分野をカバーするスペシャリストとして、各種研修、講演、テレビ解説の他、FP等通信教育講座の講師としても活躍。
主な著書に、「為替が動くとどうなるか」(明日香出版社)、「金融データに強くなる投資スキルアップ講座」(日本経済新聞社)、「日本経済新聞の歩き方」(ビジネス教育出版社)等がある。

「2021年 『増補改訂 なぜ金利が上がると債券は下がるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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