「稼げる男」と「稼げない男」の習慣 (Asuka business & language books)

著者 :
  • 明日香出版社
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本棚登録 : 209
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756917539

作品紹介・あらすじ

外資系企業で人事コンサルをしてきた著者が、今まで多くの人を見てきた中で、成功を収めている人、失敗してしまう人、の特徴を、エピソードを交えて紹介する。仕事のやり方や考え方がメインでが、ライフスタイルも少し入れる。50項目4ページ展開で200ページを予定。

感想・レビュー・書評

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  • 簡単に読める。題名に惹かれて購入したが、立ち読みで十分だったと思う。

    重要なレッスン
    ・捨てる基準を作る(残すのではない)…探し物の時間を節約する→一旦、全部捨てる。無くしてどうにもならないものだけを残す。
    ・分身を作る。他人に仕事をアウトソースする。
    ・求められる自分を目指す。自分の持ち味を生かした立ち位置を得る。
    ・自己投資をするなら、なりたい自分に近づくことをする。
    ・社内政治は重要。上司を敵に回さない。上司を無視するのは百害あって一利なし。
    ・大きな悩みは、自分が対処できるところまで分割する。
    ・頭にあることを一旦全て紙に書きだす。
    ・人生は有限。やりたいことを後回しにせず、今すぐやる。
    ・食事。食べ過ぎない。自分で量をコントロールする。

  • とても良い本です。仕事観を磨くには最適。
    いくつか印象に残っている項目をあげると、、、

    1、デスクが綺麗。捨てる基準があること。
    2、納期を宣言し守ること。期待も確認。無駄にしない。
    DIPSのTEARの徹底。
    3、いつでも働く、ひとりひとりを仲間にする。
    関係者全員が主役のストーリーを書き続ける。
    4、なりたいじぶんより求められる自分になる
    そして、オンリーワンになる。社内だけで学ばない。
    5、全ての人から評価される。欲望を大義に変える
    6、ソラアメカサの危機管理、解決を目刺し続ける。
    一般論も疑う。どうすべきかを考える。
    7、今すぐ、出来るまで、必ずやる。
    8、朝型にする、自制の大切さを忘れない。
    演じきる、演じ続けるイメージを持つ。受け入れる・誤魔化さない
    9、ワクワクすること、楽しむ、ストレスは受け流す。

    読むとき読むときで視点の変わる一冊かと。お勧め

  • さらっと読める内容。

  • 対比なのでわかりやすい!

  • 『報連相ではなく、空雨傘!』

    ■読了時間 1時間7分
    ■この本をオススメする人
     ・新入社員の方
     ・仕事関係者とうまくいっていない方
    ■感想
     外資系企業で人事コンサルをされていた著者が、「稼げる男は〇〇、稼げない男は××」という対比形式で、働き方を評するビジネス書です。

     多岐に渡る項目を挙げていますが要約すると、信用を積み重ねると周りの人も自分の為に主体的に動いてくれるので、その好循環を生み出せる人が「稼げる男」になる秘訣であると理解しました。

     この考え方は、キングコング西野氏が謳っている"信用経済"に近いものがあり、いかにギブの精神で仕事に取り組めるかがポイントです。

     全体的には、社会人を何年か経験している方であれば自然と身につけておくべき事項が列挙されており、外資系特有の考え方が書かれているわけではありません。残念ながら、本書に書いてあることの大半が目から鱗だという方は、自分の働き方を少し見直す必要があるかもしれません。

     また、コロナ前後では人々の働き方が大きく変わったこともあり、長時間労働を是としない現代の働き方とは、少し時代錯誤な表現もあるように感じました。

     ひとつ面白いと思ったのは、「空雨傘(ソラアメカサ)」という言葉。「報連相(ホウレンソウ)」では報告・連絡・相談と事実を伝えるだけですが、空を見ると(事実)雨が降りそうだから(洞察)傘を持っていく(行動)、と場面に応じて自分の考えを行動に移すまでが大事だというメッセージだそうです。 私も空雨傘を意識して、気の利いた男になりたいと思いました。

  • ▶︎上司が部下に期待すること
    1.一人前のビジネスパーソンとしての立ち振る舞い、言動をしてほしい
    2.仕事を主体的に進めてほしい
    3.報連相をして進捗や状況を把握して安心させてほしい
    4.意識の向上や能力開発は自主的に行ってほしい
    5.上司である私に尊敬の念を抱き、私が言うことをきちんと聞いてほしい

    当たり前すぎる内容だけど、改めて確認すると、どこまで自分ができているか?自戒のために記載

    ▶︎目標設定
    数値目標を達成した結果、どんな未来が待っているかを描く
    単年度の目標+5年先の目標
    なりたい未来の自分の姿を具体的にイメージ

    ▶︎成功要因の洗い出し
    オセロのように必ずココを押さえると勝てるという要素を見極める

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  • 【所感】
    ・仕事ができる人財としてのあり方が書かれており自身と照らし合わせギャップを認識出来た。
    ・社会人として求められる人物像だと認識した。

    【オススメの対象者】
    ・新入社員
    ・大学生(就職を控えた方)
    ・高校生(就職を控えた方)

  • *稼げる男は「捨てる基準」をつくり、稼がない男は「残す基準」をつくる。稼げる男は、価値を生まない仕事は嫌いです。「整理」とは、必要なものと不要なものを振り分け、不要なものを捨てることです。「整頓」とは、必要なものを機能的に配置することです。データや資料、メールはその場で判断してどんどん捨ててしまうようにしましょう。仮に自分が今死んでも、替わりの人が書類やデータを見たらわかるよように、ルールに沿って整理することは必須です。
    *稼げる男は「期日を守り」、稼げない男は「期日を決めない」、守らない。大事なことは期日に間に合わせるために、「何ができないか」、「どうすれば間に合うか」を考えて折り合いをつけることです。仕事を一定量で区切り、そこまでどれくらいの時間がかかったのかを計れば、自分の力量がわかります。
    *稼げる男は相手の期待を「少しだけ」上回り、稼げない男は「完璧」を目指す。稼げる男は、最初に納期・品質・用途など、相手の期待値を確認します。大事なことは、相手の期待値を確認した上で、ちょっとだけ上回ることです。
    *稼げる男は文章が「わかりやすく」、稼げない男は文章が「伝わらない」。主語と述語の距離を縮めることを意識すればグッとわかりやすくなります。文章は「誰に」伝えたいかで表現も変わってきます。文章の表現力を身につけるには、「同じ単語は使わない」「一般的な表現を使わない」ということを意識してください。
    *稼げる男は「分身」をつくり、稼げない男は「一人」で仕事に対応する。「速くなった、新しくなった、量が増えた、質が上がった、停滞から抜け出せた」など、今までにない価値を生むことに集中するのです。具体的にノウハウを他の人でも使えるように資料、フォーマット、ツールに落とし込んでから、指導する必要があります。分身は自分の得意分野だけではなく、苦手な分野こそ必要です。人に教えることで、自分ももっと理解が深まるようになります。
    *稼げる男は「どこでも」仕事を行い、稼げない男は「仕事場を「選ぶ」。外に持ち出せる仕事をちゃんと整理しておくことです。外に持ち出せるようにするには、情報漏えい対策が必要です。隙間時間を効率的に使えるようになるには、仕事の立ち上がりを早くする必要があります。
    *稼げる男は「一人」を口説き、稼げない男は「大勢」を魅了しようとする。こちらがどんなにいい内容だと思っても、相手がほしいものでないと意味がありません。プレゼンは説得ではありません。一人ずつ口説くように、相手の関心事に素直に答えない限り伝わらないのです。質疑応答とときは、相手に多く話していただくことがポイントになります。
    *稼げる男は「真っ先」に発言し、稼げない男は「最後」に発言する。会議の場で発言しなければ出席していないと同様に見られます。事前に会議の「たたき台」を用意し、会議のスタート時に配布して、その中身を話すのです。特に議論の中心となる論点を洗い出してあると、何をすればいいのか目標が揃うので会議の進行が速くなります。
    *稼げる男は「求められる自分」を目指し、稼げない男は「なりたい自分」を目指す。「あの領域の仕事なら、必ず結果を出してくれる」といううわさを周りに広めていくのです。稼げる男になるために本当に大事なのは、最初に自分の「持ち味」を活かした立ち位置をとることなのです。持ち味に気づき、活かすことは、あなたの成長を加速させることになります。
    *稼げる男は魅力を「AND」で考え、稼げない男は「OR」で考える。個人のブランドを高めるには、自分は周りから「こう思われている」ということを理解し、その信用を積み重ねることが必要です。自分の強いところだけでなく、弱いところや醜いと思っていることも愛することが、個人ブランディングのスタートになります。
    *稼げる男は「できる人」と認知され、稼げない男は「やりたい人」と認知される。基本的には、「意欲」がある人です。稼げる男は、この人はできるという「安心感」も出しています。候補を選ぶときは、本人のオーラだけではなく、周りの評判も必ず確認されます。
    *稼げる男は「投資」し、稼げない男は「消費」する。金融と違い自分への投資は、回収までの期間が長い分、リターンも大きく膨らんでいきます。「若い時の経験は買ってでもしろ」という通り、投資をするなら、なりたい自分に近づくことにした方がいいでしょう。自己投資目的でお金を使うときは、経費ではなく自腹をお勧めします。
    *稼げる男は「社外」から学び、稼げない男は「社内」だけで学ぶ。「社外の専門家との交流が役立った」という答えが多かったのに対し、「社内人脈が役に立った」という答えはほとんどありませんでした。稼げる男は、お互いの仕事や人生にいい影響を与えてくれる関係を、社内社外という垣根を外して築いています。仕事に直結しないテーマでも、集まる「場」をつくり、参加者に喜んでいただき、自分も楽しめる場を運営していくと、必ずご縁はつながってきます。
    *稼げる男は「全ての人」の評価を気にし、稼げない男は「上司」の評価を気にする。部下、同僚、他部署の関係先、顧客、自分に関わる全ての方々から評価されていると認識しています。いろいろな立場の人から「あの人はよくやっている。あの人についていきたい。一緒に仕事したい」と評価されない限り、出世はできません。上司にこびへつらう態度をとり、周りに横柄な態度をとる人は、本当に実力があったとしても、周りにはそう映りません。
    *稼げる男は欲望を「大義に変え」、稼げない男は欲望に「溺れる」。欲望が人を動かす原動力になっています。承認の要求をクリアし、自己実現要求に向かおうとするときに、我欲しか考えられないとダークサイドに落ちます。富裕層と言われる一定以上の収入を得ている人は、「全部自分のものにはしない」という思想が存在します。
    *稼げる男は上司に「期待をせず」、稼げない男は上司に
    「理想像」を求める。理想の上司に出会える確率は、2割もないと言われています。稼げる男は、上司を含め、仕事を進めていくときいの関係者を「一緒に旅をしている仲間」というスタンスで捉えています。また、稼げる男は、上司の立場になりきり、自分が部下を持ったときのことを想像し、考えます。
    *稼げる男は上司を「勝たせ」、稼げない男は上司に「反発する。」あたなは、上司に一番の味方になってもらう必要があるのです。上司と部下で争っていいのは、現場の仕事のやり方(HOW)だけです。「わからずや」と思う前に、上司の立場に立って、どうやれば納得し承認できるかを考えてみましょう。
    *稼げる男は話を「聞き」、稼げない男は自分で「しゃべる」。相手は「自分の話を聞いてくれた。わかってくれた」と感じる人でないと、心を開かないのです。聞くときは聞くことに集中する。相手の非言語を感じとる。間をとる。本質をついた質問をする。
    *稼げる男は「相手」の主観で考え、稼げない男は「自分」の主観で考える。人は自分の主観(価値観・優先度)に沿った話でないと、聞き入れてくれません。ついつい「自分の主観」が「相手の主観」と同じだと思い込んで話をしてしまうのです。「論点・結論・根拠」の3点が、仕事の対話で自然に出てくる状態を目指しましょう。その状態になれば、あなたのコミュニケーション力は飛躍的に高まって、職場で一目置かれた存在になっています。
    *稼げる男は「相手」に判断を促し、稼げない男は「自分」で判断する。相手が何を望んでいるのか、判断材料を洗い出しましょう。相手が相談してきた内容が「課題」ではなく「現象」であることが大半です。悩みは相談してくる相手の心の中に答えがあるケースがほとんどです。仕事であれプライベートであれ、相談に対する回答で、誰にでも当てはまる100%の正解はありません。
    *稼げる男は「稼いでいる」とは「言わず」、稼げない男は「稼いでいる」と「言う」。男の嫉妬は、実は女の嫉妬よりはげしいのです。稼げない男は、一時的にうまくいくと「自分はすごい!」と思い、上から目線になります。妬みの空気は、実は妬まれている本人はなかなか気づきません。仕事が自分ひとりだけではできないことを知っています。周りの協力があってはじめて自分も結果が出ていると感じています。
    *稼げる男は「関係者全員」を物語の主役にし、稼げない男は「自分」が主役の物語に巻きこむ。メンバーがそれぞれが主役になり、「勝った、達成した」と思ってもらえるようにしてチーム力を高めるのです。巻き込みたい人に対し、「○○ができたらいいよね」と相談します。映画やドラマは主人公を中心に話が展開しますが、現実の世界では関係者それぞれが主役になります。
    *稼げる男は「輪を広げ」で情報を集め、稼げない男は「自分だけ」で調べようとする。あなたが「中継基地」となり、ほしい情報をほしい人に届けてあげるようにすればいいのです。稼げる男は、そのような組織の壁を越え、いろんな部門の人と話をします。情報の「中継基地」として輪を広げるステップは、足元から固めていきましょう。
    *稼げる男は社内政治が「得意」で、稼げない男は社内政治を「嫌う」。健全な範囲の中で、社内政治とつき合っていく必要があります。実際の仕事で根回しなしでできる仕事は、些細な作業だけです。最も大事なことは、上司を敵に回さないことです。根回しは重要ですが、派閥に入ることはお勧めしません。
    *稼げる男は「ソラアメカサ」、稼げない男は「ホウレンソウ」。今の状況・事実、「アメ」はその状況下では何が起きるか・何が問題になるか、「カサ」は問題に対処する打ち手や行動を指します。「どうなりそうかという洞察(アメ)がズレると、判断もズレる」。上司の指示が「いつも思いつきでブレる」ということは、上司とあなたの「アメ」の認識が一致していないことが原因です。
    *稼げる男は正面衝突を「避け」、稼げない男は正面から「突破」しようとする。稼げる男は、思わぬところに目をつけ、先読みして手を打ったり、現状を打破する方法を思いついたりします。「逆から見る」「広げてみる」「高度にまねる」という3つの視点で考える。業界の常識を違う角度から見て考えたり、対象を広げてみたりすると、新たな営業先や提案のネタは尽きないのです。
    *稼げる男は「解決」を目指し、稼げない男は無駄に「悩む」。稼げる男は、自分の意志でコントロールできないことは気にしません。自分の意志でコントロールできる範囲で考え、備えるのです。悩んでもしょうがない大きな悩み・不安や課題は、自分で解決できる課題の大きさまで因数分解して解決するのです。原因が特定できない場合は、因数分解の切り口を変えて何回かやってみれば想定原因は見つかります。
    *稼げる男は視点を「ずらし」、稼げない男は「一般論」で物事を見る。視点をちょっとずらし、その場にいる人の立場になりきって考えているのです。稼げる男は、誰でも考えそうなことをおさえた上で、「それはありだけど、気づかなかった」という視点や論点で、課題設定や問題解決を行うのです。相手になりきるには、普段から他人に関心を持つことが一番の早道です。
    *稼げる男は「どうすればできるか」から考え、稼げない男は「なぜ、できないか」から考える。本当に稼げる男は「どうすればできるか?」を先に考えているのです。いきなり原因を追究するのではなく、「どうやったら解決するか」という道筋をつけてから、その方向につながる課題と原因を特定すればいいのです。できない理由探しをするのではなく、「どうすればできるのか?」という1点に絞って上司とやりとりをします。
    *稼げる男は素直に「聞かず」、稼げない男は「鵜呑み」にする。鵜呑みだと、言われたことを自分の都合のいいよように解釈して行動することになります。稼げる男は、自分の価値観、主観、経験を抜きにして、相手の情報をフラットに聞きます。実際に主観なく物事を見聞きすることは難しいので、自分の思考のクセを知っておくといいでしょう。クセがわかれば、自分で修正できます。ひと通り考えた上で「それって本当?」と自問するクセをつけておくことも一考です。
    *稼げる男は頭を「空っぽ」にし、稼げない男は頭の中を「いっぱい」にする。脳も決断が続くと、精神的に負荷がかかり疲れてエネルギーを失います。目先のTo Doだけでなく、記憶に留めてある「やること/やりたいこと」を全て書き出すのです。「悩み」も紙に書き出しましょう。一度文字として頭から切り離すと、客観的かつ理性的に見られるようになるのです。
    *稼げる男は「今すぐ」やり、稼げない男は「後回し」にする。「人生は有限だ」という感覚を強く持っているからです。まずは小粒でもいいので「やりたいこと」を後回しせずに、今やる習慣を身につけましょう。24時間、仕事もプライベートも区分けせずに、やりたいことが頭をかすめたときに、「どうすればやれるか」「今すぐできる最初のステップは何か」ということを考え、実行に移してみてください。すべてのことはできないが、選んだものは全力で後悔しないようにやりきる。
    *稼げる男は「朝」に強く、稼げない男は「夜中」に強い。ビジネスの世界で成功している人は、早起きを習慣化しています。夜になると物事を判断する能力が鈍ります。朝日を浴びると自律神経を整えることができます。
    *稼げる男は食事を「自分で」決め、稼げない男は「出されるまま」食べる。食べ過ぎると、逆に脳まで栄養が十分にいきわたらなくなったり、体を休ませなくてはいけなくなったりします。会食やパーティーによく参加するエクゼクティブもいますが、アルコールは乾杯程度。食事も実は多く食べずに、仕事の話や社交に徹しています。「カロリーを取りすぎたらどうリカバリーすればいいか」、その方法も見つけておいてください。
    *稼げる男はストレスを「受け流し」、稼げない男は「耐える」。ストレスに強いのではなく、ストレスと「つき合う」のがうまいのです。ストレスの意味合いを変えてしまうといいでしょう。いざというときは、真面目になりすぎずに受け流したり、意味合いを変えていく不真面目さや雑草魂が必要です。
    *稼げる男は「スポーツ」でストレスを発散し、稼げない男は「飲み会」で発散する。テニスやゴルフなどのスポーツをした方が、脳と体の疲労のバランスが一致するので眠りが深くなり、疲労がかえってとれる。運動が習慣になり身体が引き締まると、経営者としての自信を深め、堂々とした態度につながっていくのです。太っているだけで、実際は仕事ができても、「仕事が遅そう」とか「できなさそう」という印象を与えてしまうのもまた事実です。
    *稼げる男は「コスプレ」をして、稼げない男は「おしゃれ」をする。自分の好きなファッションやおしゃれではなく、あくまでも自分の職業に相応しいスタイルを突き通しています。自分の職業に合った服装を知るには、ファッション誌ではなくビジネス誌、特に業界を代表してメディアに出ている人の服装に注目するといいでしょう。
    *稼げる男は「リミッターがなく」、稼げない男は自分で「限界を設ける」。目的を達成するまで、その手段を考え、実施し続けるのです。稼げる男は、物事を先送りにはしません。チャンスは一瞬しかないことをわかっているのです。一番の近道は、リミッターが外れている人と知り合いになり、実際どのように考え行動しているかを体感し、自分との違いを知ることです。
    *稼げる男は「ランチ」で人脈を広げ、稼げない男は「飲み会」で人脈を広げる。大勢の人が集まるパーティーでは、どうしても差しさわりのない話しかできません。社内会議やクライアントとのミーティングもランチの席で行うことも多く、短時間で必要な議論を行うには最適で無駄がないと感じました。常日頃から「この人と会いたい」リストをつくり、ことあるごとに「この人たちと会いたい。もしご縁があったら紹介していただけませんか?」と発信してみてください。
    *稼げる男は数字に「強く」、稼げない男は数字に「弱い」。数値で判断するかと言うと、物事のいい悪いをな判断するには、客観的なモノサシが必要だからです。数値ではなく形容詞で表現されると、人により感じ方が異なるので、判断がズレます。数値にして、比較することで、何が原因なのかがわかります。原因がわかれば対策を考えられます。対策を考えられれば結果は変わります。
    *稼げる男は「成功」から学び、稼げない男は「失敗」だけから学ぶ。どんな仕事でもオセロのように、必ず「ここをおさえることができたら勝てる」という要素があるので、そこを最初に見極めることがポイントです。成功要因を洗い出すには、徹底的に数値化して振り返るといいでしょう。人は一度成功パターンをつかむとさぼりクセがでてしまい、市場や顧客、競合の変化は無視して、自分のパターンをゴリ押ししてしまうケースがあります。
    *稼げる男はありのままを「受け入れ」、稼げない男は現状を「ごまかす」。自分に自信を持てない人は、自分のできないことや欠点に意識が集中してしまうか、逆にできることだけに集中して他を見ないようにしているか、のどちらかです。できていることを手帳などの紙に書き出して、振り返りましょう。できていることに意識がいく人は、プライドが高くあ、冷静に現実や自分を見つめられないか、見つめたくない状態です。
    *稼げる男は「未来の自分」で判断し、稼げない男は「今の自分」で判断する。自分の中に「未来の自分の人格」を設け、「成功していない今の自分」からその人格に乗り換えてしまうのです。今の人格のままなので、結局今まで通りの行動に戻り、できなかった自分に嫌気がさす、という悪循環になるのです。人はこうなりたいと本気で想い、イメージできれば、その姿に近づく力を持っています。
    *稼げる男は数値を「目標にせず」、稼げない男は数値を「目標にする」。数値目標を達成することがゴールではなく、輝かしい未来をゴールにして、自分なりに道筋を描き直し、目標の背骨をくっきりさせるのです。目標を数値化すると、数値化しやすいものが目標になってしまう恐れがあります。数値目標だと達成した後の「像」がないので、どこに向かうのかわからなくなります。
    *稼げる男は「愛嬌」があり、稼げない男は「虚勢」をはる。共通の特徴は「無邪気」であり、私利私欲にとらわれず「無我」で社会や相手に貢献している。脳は主語(誰が)を理解できないので、自分が口にした言葉を全て自分ごととして覚えてしまいます。ネガティブなことを言うと、自分の行動をネガティブな方向に制限することになるので控えましょう。
    *稼げる男は仕事を「楽しみ」、稼げない男は楽しい仕事を「探す」。つまらないと思われる仕事でも、「これがどんなことの役に立ち、意義があるのか」と考え、自分の中でピンとくるものに置き換えています。仕事に取り組むとき、「目的や本質は何かな」、「誰がどう喜ぶのかな」ということを考える。仕事がつまらないと感じたら、ぜひ一度立ち止まって、仕事の意味合いを自分の中で変えてみてください。

  • 稼げる男や稼げない男ではなく、ビジネスの基本を学ぶ本だと思う。

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著者プロフィール

人事戦略コンサルタント

「2021年 『できる30代は、「これ」しかやらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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