絵でわかる 似ている英単語の使い方 (Asuka business & language books)
- 明日香出版社 (2016年9月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756918338
作品紹介・あらすじ
日本語の「見る」は英語でsee, look, watch、また「話す、言う」はtalk, speak, say, tellなどがあります。日本人が間違えやすい単語のそれぞれのニュアンスの違いを説明し、イメージをつかめるようにします。そして例文を紹介しながら正しい使い方を解説します。英語を話す・書く力をつけたい人に役立つ一冊。
感想・レビュー・書評
-
イメージしやすい。論文書くなどするときに、いちいち辞書でそれぞれの使われ方を調べずに、本書の索引で調べればよいので負担が少ない。巻末の付録では、意外な意味での使われ方が(本編にスペースがない場合に惜しみなく)記載されている。多くの発見がある。強いて言えば、英英辞書を引用する、と書いておきながら、引用元の情報が不十分。一部「MacMillan」という断りがあるが、「はじめに」や最終ページ等に「参考資料」として書いてあるとよいと思いました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
work, job, business, occupation, profession, task, careerの違いは、travel, journey, trip, tour, voyage, excursionの違いは、damp, humid, moistの違いは、finish, end, stop, complete, conclude, close, ceaseの違いは、などなど全部で100のグループ、それぞれ平均して4つか5つくらいあるので、400以上の英単語について、解説されている。「絵でわかる」と謳われているものの、ちょっとした挿し絵で終わっているものや、ちょっとわかりにくい図式になっているものなど、一目で分かる、というものばかりでもない。単語のレベルは中学レベルかと思いきや、avocationとかinfirmとか、exactやappropriateやcourtの動詞とか、dear「高い」とか、結構上級レベルも入っている。
要するに、英語初学者向けも取り込みながら、実は中級から上級への壁を提示するような本であり、悪く言えば英語マニアのため、さらに言えば著者の自己満足、著者の勉強成果を披露するもの、といった感じ。tallとhighや、interestingとfunnyとか、それくらいは知っておく必要はあると思うが、大半は正直どっちでもいいんじゃない、とか、説明されても微妙過ぎてよく分からない、といった感じのものばかりだった。英語好きのおれは、色んな例文に付せんをいっぱい貼って、後から眺めたりすると結構英語の勉強になって嬉しいが、英語嫌いな人は訳分からな過ぎて余計に嫌いになるし、何も覚えられないことに嫌気がさすのではないかと思う。英語好きにはお勧め。(16/11)