丸暗記なしで身につく 見る英単語 (アスカカルチャー)

著者 :
  • 明日香出版社
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本棚登録 : 99
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756921079

作品紹介・あらすじ

「語源図鑑」の絵でわかる/「システム英単語」のミニマルフレーズという長所を合体。
中高英語+映画やニュース頻出レベルの単語を読者が見てニュアンスをつかめるようにする
1)イラストとマンガで具体化 + 印象に残す 
2)ていねいな説明で理解「わかった!」
3)忘れない/思い出しやすいフックをつける 
4)そこから広げる(いもづる式で増やす)

感想・レビュー・書評

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  • 汗牛充棟気味な英単語の語源本の新作。著者は「システム英単語」、「前置詞がわかれば英語がわかる」「見える英文法」で有名な刀祢雅彦。

    前半部で、基本語彙をイメージで解説。紙面上半分にイラスト、下半分に解説と例文。
    後半部は、語根を使って複数の単語を芋づる式に覚えられるように解説。語根とその意味、基本イメージを上半分、下半分にはその語根を持つ単語を配しています。

    基本語彙編も語源編もA~Zの順序なので事典としても使えそうです。

    本書は、著者が指導している高校生と、高校レベルプラスアルファの英語力で実用英語を身につけたいと考えている社会人がターゲット層でしょうか。
    前者はシステム英単語を習得した後で、後者は「見える英文法」などの既刊書との併読されることを意識しているんでしょうね。

    カートゥーン風のコミカルなイラストと簡潔明瞭な説明がポイントなのですが、きわめて簡素という印象が強いです。
    語源本をはじめて読む人には手ほどきも無くてキツいですし、これ一冊で語源をコンプリートすることも困難でしょう。

    著者の勤務先でかつて教鞭を執っていた伊藤和夫が言っていましたが、語源が押さえられるのはラテン語・ギリシア語系の単語なので、どうしても単語の習得の効率からいえば、漏れが生じる点が痛い。
    ただし、語源は使える道具なので、無いよりはあった方が良い知識ですが、時間との制約が厳しい人には向いてません。

    Gogengo!っていうサイトを覗いてみて肌に合うと思えば、この本に限らず、何か一冊手に取るといいかもしれません。

    僕のオススメは、「連鎖式英単語事典」(網羅的)か、「語源でわかった! 英単語記憶術」(お手頃)です。

  • 図書館で借りたがほとんど読まずに返した。

  • 語源図鑑など既に出版されている中、どのような特徴をだして来るのかワクワクして見たが、刀祢氏といえども苦戦と苦労があった心証。前半のイメージを主体に語義を束ねる話は非常に刺さるが、前置詞などをはじめとしてすでに多くの書籍や教材が扱っている内容。
    一方で、自分が単語の語義理解、語源連想が浅い部分では是非見返したいと思わせる内容だったので、是非PDFでも出して欲しい。今は皆、PCやスマホで串刺し検索している時代。必要な時に検索してヒットしたら見るという使い方ができれば存在価値が高まると思う。
    個人的には20年前から刀祢氏の分かりやすいコラムにはお世話になってきたので、是非好評を得て欲しい。

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著者プロフィール

大阪大学大学院英文学修士。現在、駿台予備校専任講師。PRODIGY英語研究所の所長を務める。イラストレーター、モデラーでもある。

「2020年 『丸暗記なしで身につく 見る英単語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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