人脈もお金もゼロですが、社畜で生きるのはもう限界なので「起業」のやり方を教えてください! (ASUKA BUSINESS 2274-8)

  • 明日香出版社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756922748

作品紹介・あらすじ

人脈もお金もないが、漠然とフリーで働く、または起業を考える人に向けて、その手法を説く本。実績は出せているもののサラリーマン生活にうんざりしている編集者が、著者・福山氏に教えを乞いながら成長していく物語を通じて、起業で成功する手法を学ぶことができる。

感想・レビュー・書評

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  • うーーーん。
    なんだろうなぁ…成功体験はわかったけど、これが起業に役立つのかイマイチよくわからなかった…

  • 物語形式で、社畜サラリーマンが脱サラして起業し、会社をどんどん大きくしていくサクセスストーリー。

    サクセスストーリーと言ったが、最後にはすごいオチがまっているが、ここはみなまで言うまい。

    物語形式と言っても登場人物は、著者(福山敦士氏)と偶然著者と公園で鉢合わせ、起業のイロハを教わり、実際に起業することになる堀田孝之氏という実在の人物2人だけ。

    物語なので一部フィクションも含まれているようだが、概ね実話のようだ。

    著者は、慶應義塾高校から慶應義塾大学を出た、いわゆるエリート(著者は自分のことを「凡人」というが、将来の夢は一万円札の顔になることなどといっており、やや矛盾が・・・)。

    また、高校時代は硬式野球部に所属し、甲子園に出場してピッチャーまで務めたようだ。

    一方、堀田氏は横浜国立大学を中退し、その後職を転々とした後、出版社で働く35歳。会社では万年平社員でうだつがあがらない社畜。
    このままサラリーマンでいることに忸怩たる思いを感じながらも、踏ん切りが付かず悶々とした日々を過ごす。

    そんなところに、著者と公園で出会い、起業の道へと進む。

    本書では、起業の心得は勿論、会社を辞めた後の手続きや自己セールスのやり方などの細かい点まで、ストーリーを通じて学べるようになっている。

    以下、心に残ったところを列挙する。

    ・起業すると言っても、必ずしも会社を辞める必要はない

    ・会社が辛いという消極的な理由から起業しても良い

    ・起業の目的を明確にしよう

    ・人は、「自分がやりたい、けどできない、けどやりたいこと」(=困りごと)を解決してくれる商品やサービスに、お金を払いたくなる
                 ⇩
    ビジネスの種は、不安・不平・不満といった「不」の中にある

    ・新しいコトへの挑戦は、PDCAよりYKK
    YKKとは、「Y(やって)」(行動)、「K(感じて)」(知覚)、「K(考える)」(思考)
                 ⇩
    ビジネス書などを読んでいくら知識をインプットしても、それを実際に自分の行動に落とし込み、感じて、考えなければ、本当に自分のものにはならない

  • 企業の寿命は短い。一つの会社に一生を預けることはナンセンス。
    上昇志向があるか。ないふりをしているだけではないか。
    社会起業家という道もある。

    noteに記事を書いて売る、クラウドワークスやランサーズ、で請負仕事を探す。これも起業家。
    困りごとを解決する、が新規ビジネスの基本。不平不安不満を探る。
    ウーバーイーツ、退職代行サービス、コンビニコーヒー
    ビジネスモデルを考える。最初から意識する。

    起業の前には、人を動かす体験=ビジネスを自分で回す経験と能力。
    スケジュールは守る=重要だが緊急ではない仕事もスケジュールに入れる
    2~3か月の生活費はあらかじめ用意。
    起業して生活費はアルバイトという手もある。
    日本政策金融公庫の創業資金融資

    意志の力は弱い。習慣化、または他人との約束。自分を他人化する。

    自己紹介=他者との差別化キーワードを探す。過去、現在、未来で考える。
    名刺には、顔写真、経歴と実績、今後やりたいこと、を書く。
    自己紹介用URL(サイトを作る)、名刺、自己紹介用PPTを作って渡す。
    個人事業ではなく最初から会社をつくる
    自己紹介、会社紹介の文面は、他人を紹介するように作る。過去現在未来を語る、相手に与えられる変化を語る、実績を語る、新規性と差別化を語る

    レッドオーシャンで勝負する場合は、マーケットを明確にする。
    自分の商売を紹介するプレスリリースをつくる。

    ホームページをベースキャンプにして問い合わせフォームから問い合わせが入る形。メルマガ、SNS、検索エンジン、ユーチューブからHPに誘導。

    社員にするには、いうことを聞く人。イノベーターはいらない。
    人を雇うときにはルールをつくる。
    言葉遣いは丁寧に、言いたいことは素直に言う。

    パーパス、ミッション、ビジョン、バリューを掲げる。
    目の前の緊急度が高い仕事は社員に任せる、マニュアルを用意、重要だが緊急でないこと、をする時間をとる。

  • 途中から流し読み

  • すぐにでも企業を考えている人より、いつか企業したい人向けの本かなと感じた。
    必要な手続き関係等の説明があっさりしていて、実用書として見返すことはないかなと思いましたが、勉強になる内容もありました。

  • Y やって
    K 感じて
    K 考える

  • サイバーエージェント出身の連続起業家(福山)に、ライター・編集者が起業のいろはを教わる……というテイの起業入門である。

    福山敦士のモノローグで構成し、ライターは黒子に徹するのが一般的な作り方だろう。
    本書はあえてそこをヒネり、起業を目指すライターとの対談形式を取ることによって「凡人のための起業術」(帯の惹句)にしているのだ。その試みは成功していて、わかりやすい。

    起業について何一つ知らなかった 堀田孝之(著者2の分身)が、3年も経たないうちに上場を検討し、M&Aで事業を売却して2億円の利益を得る……という展開は、ずいぶん駆け足だ。

    が、それはともかく、起業にまつわるAtoZの勘所を押さえた入門書として、とてもよくできている。

    著者の1人・堀田孝之氏といえば、前に著書『気がつけば警備員になっていた。』を読んでブックライターとしての力量に舌を巻いたものだが、本書もうまい。

    起業イメージのハードルを下げ、起業志望者の背中を押す効果は十分の一冊だ。

  • 高い目標や高い志という「ハッタリ」をかますことで、自分がレベルアップしていく感覚を養う
    →目標:かっこいい経営者になってお金持ちになる

    いろいろな企業の方法がある
    ①イントレプレナー 社内起業
    ②アントレプレナー 起業家・創業者
    (社会起業家、上場を目指す、M&Aを目指す、スモールビジネス)

    誰かの困りごとに対して解決策となる商品やサービスを提供することが企画であり、企画を実行して対価を得られればそれは起業

    起業の目的を明確に

    ビジネスを考えるコツ
    ①自分の得意分野を考える
    ②いまと違う地域、国にいけば勝てる領域がないか
    ③自分が何にお金を使いがちか

    人は自分がやりたいができないことにお金を払う

    人は自分の困りごとが明確にわかっているわけではない
    →想像力が大切

    どんな起業をするかは「見つける」のではなく「決める」もの
    やってみて感じて考えて、方向性を変えていけばよい
    (YKK)

    スケジュールを決め、時間を作る、守る

    日本政策金融公庫から公的資金を受けている人も多い
    (民間に比べ低金利)

    自己紹介を印象付けるため名刺をパワポがあるといい

    2つの視点から売上目標を決める
    ①年間を通してこれくらいの売り上げを目指す規模感
    ②運転資金を可視化したうえで毎日最低限の売り上げ

    達成プランを3つ用意
    ①一撃で達成
    ②3本くらいで達成
    ③薄利多売→あまりおすすめしない

    売り上げ目標とは別に自分でコントロール可能な「行動目標」を設定

    楽をするために人を雇うのはNG
    空いた時間をほかのことに費やすから会社が成長

    現状維持は衰退

    仕事のマニュアルを作成し誰でもできるようにする

    業界がレッドオーシャンかブルーオーシャンかを見極める

    レッドオーシャンで勝つためには企画力や発想力が優れていないと厳しい

    「機能価値」と「感情価値」では人は「感情価値」にお金を払いがち

    バックエンド商品
    すべての機能を使える高額商品

    ミドルエンド商品
    いくつかのサービスを限定的に使える中間商品

    フロントエンド商品
    1つのサービスをお試しで使えるリーズナブル商品

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著者プロフィール

福山敦士(ふくやま・あつし)
連続起業家、キャリア教育研究家、DORIRU株式会社代表取締役、慶應義塾高校講師(ビジネス実践講座)。
慶應義塾大学卒業後、新卒でサイバーエージェントに入社。グループ会社CA Beatを立ち上げ、シロクの取締役営業本部長に就任。27歳で独立起業後、クラウドソーシング「neconote」、第二新卒向け職業紹介、アスリート特化YouTube事業などを立ち上げ、4度のM&A(売却)をすべて上場企業へ実行。ショーケースへのM&A時、同社取締役人事本部長に就任。
PMI、組織改革、採用育成、人事制度再設計、企業買収、新規事業開発(エイトバズ)などに従事。2020年、ギグセールス(現:DORIRU株式会社)と合併。2022年より同社代表取締役就任。慶應義塾高校などで講師(ビジネス実践講座)を務める。

「2023年 『人脈もお金もゼロですが、社畜で生きるのはもう限界なので「起業」のやり方を教えてください!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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