文明の進化と情報化: IT革命の世界史的意味

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  • エヌティティ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757100473

作品紹介・あらすじ

「情報化」は近代文明の最終局面であり、「新」文明への第一歩である。空前のスケールで展開するIT革命の本質論。

感想・レビュー・書評

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  • 文明の進歩の結果、過去には上流階級しか利用できなかった資料を、多くの人が利用できるようになった。経済における市民革命と比較すれば、情報における市民革命であると言えるかもしれない。
    経済の市民革命が、必ずしも大衆に権限を与えるのではなく、競争社会による勝者を生み出したのと同様、情報における市民革命も、大衆に情報が行き渡るのではなく、情報の競争社会が生み出されただけに終わる可能性がある。

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著者プロフィール

1935年生まれ。多摩大学情報社会学研究所所長・教授。情報社会学会会長。経済学博士。東京大学教養学部教授、国際大学GLOCOM(グローバル・コミュニケーション・センター)所長などを歴任。近代化の最終発展段階としての情報社会の研究に取り組む。1970年代に独自の社会システム理論を提唱。著書に、『社会システム論』(1978年)、『文明としてのイエ社会』(1979年:共著)、『情報文明論』(1994年)、『文明の進化と情報化:IT革命の世界史的意味』(2001年)、『情報社会学序説:ラストモダンの時代を生きる』(2004年)、『情報社会学概論』(2010年:編著)、『情報社会のいま:新しい智民たちへ』(2011年)など。

「2011年 『社会システム理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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